『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

2012-01-01から1年間の記事一覧

『カフェモカ1杯』で4000円の原稿を書く日々では儲からない

先日、大阪のとあるスタバでこんな会話を聞きました。 男A:オレはここで毎日コーヒーを飲みながら、原稿書いてるよ。男B:コーヒー1杯で原稿を書き上げるまで粘るなら儲かるやん?男A:そうやねん。4000円の原稿を、このカフェモカ1杯で書くからトクやわ。…

ソンしてたまるか!『100万円』

前回の記事では収入について熱っぽく綴りましたが、その後、読者の方々からお声も頂戴しましたので、補足も含め、関連することを書きます。前回に引き続き、ぶっちゃけて書くと売上250万円/収入100~150万円ほどというのが、ライター小田の2012年における現…

そろそろ、2012年の『収入の話』でもしよう。

ライターも、そうでない人も、他人の懐具合って知りたいものですよね。私もできるならば、何人かから話を聞いて、ライターとしての自分のポジショニングを収入面から比較しておきたいところです。ただ、逆に自分の(ふところの)事は話したがらないというか…

多発するプリンタの『年賀状印刷』トラブル

先日のブログでも書きましたが、私の場合、年賀状は宛名を除いて業者さんに外注しています。これはポストへ投函するギリギリまで、お仕事でのおつきあいが変化するからです。注文した年賀状も手元へ届き、今朝はちょうど時間が空いたので「さあ、宛名を印刷…

依頼するDTPさんは『読者の年齢層』が基準!?

これもチームで学んだことですが、DTP作業を仕事とするフリーランス(個人)の方々は驚くほど、個々人でまったく違う作風のページデザインを提示してくるものです。とくに今回のチームで実感したのはDTPさんご自身の年齢とデザインの関係。とくに30代と40代…

収入部分に『固定』を加えるべき、たった1つの理由

「職業ライターが家族を養うのは難しい」といわれる理由の一つに、月々の収入について、変動性が高いことが挙げられます。自営業の方は即座にご理解いただけるでしょうが、ライターの仕事をして、すでに制作した媒体が世に出回っていても実際に入金される時…

DTPの『5つの苦労』は、ライターが手伝えるかもしれない

普段は「編集-ライター」という関係が多いですが、チームになると「DTPーライター」という関係も生まれたりします。これはチーム内に編集さんがいない場合、少しは知識をもつ(ことが前提だが)ライターが編集を担った方がスムーズな場合でしょう。今回のチ…

星をながめて、2年後を決めた。

2012年のふたご座流星群は、今日12月14日の朝が極大だったので、昨晩は、夜空をながめた人も多かったことでしょう。大阪はガスがかかっていましたが、全国的には快晴だったので、FacebookやTwitterのTLには、流星を見つけた報告が並びました。私も幸い2時間…

ブログのタイトルだけは『寝る前』に書いておく

「ブログを書く」ことを習慣化したとはいえ、最近はちょっとネタについて考え込む時間が長くなりました。このブログは「40歳までの8年間限定で綴る」と決めているのでダラダラ書いても仕方ない。そう思ってまして。ネタを考えること自体は、ブログの核になり…

ライターだけが『ダメ出しされる』のはクライアントの心理的要因

長いタイトルですいません。まず例を挙げさせていただきます。チームで1つのPR用チラシを作るとしましょう。順序はさまざまでしょうが、誰かがラフを描き、デザイナーorDTPのオペレーターさんがillustratorでデータをつくります。その間、カメラマンが画像を…

他メンバーに仕事をまかせる時の『3つの注意点』

チームのメンバーが、それぞれにまったく異なる能力に長けているのも理想的でしょうが、大抵の場合は、「ちょっとは知っている」という分野が何人かで共通するというケースが多く、そういった場合に、長けている人が見つからないものです。さて、今回のチー…

やや残念なリーダーが作った『理想のチーム』

ちょうどチームに関するブログを書くタイミングで、伊賀泰代さんの「採用基準」という本に出会いました。採用基準作者: 伊賀泰代出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2012/11/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 210回この商品を含…

たまには・・・『チーム』活動のススメ

フリーライターという職業は、フリーランスですから会社や団体に属しませんし、ワークスタイルも取材や打ち合わせをのぞけばほぼ1人です。もちろん私も1人で働くことがほとんどですが、ありがたいことに、たまにプロジェクトチームに属することがあったりし…

ブログに割り当てる『時間』を決める

このブログを立ち上げて以来、「1日も休まず」とはいえませんが、月~金は毎日更新をめざして綴ってきました。が、ちょっと空白をつくってしまいました。「アレ、更新してないやん!」って残念に思われた方、本当にごめんなさい。言い訳にはなりますが、現…

『読者が涙を流す』原稿を書くための2つの自己ルール

私が誇りに思う仕事の1つとして、読者が『涙を流す』原稿を、これまで数本だけですが、書かせていただきました。ここでいう涙とは、感動の涙。どんな仕事でも同じですが、自分が働いたことで「人の役に立つ」ことほど仕事冥利に尽きることはありませんよね。…

ライターの『プリンタ』選び(2012年版)

まもなく師走ということで、年賀状などの用途に使う『プリンタ』を買い求める人がとっても多くなる時期ですね。私のプリンタは現在5代(台)目です。それぞれ購入時には、考えて、考え抜いて決めていました。今はフリーライターという職業から見て、どういっ…

都市ライターは『カーシェアリング』を選択せよ!

昨日は和歌山へ取材に行ってきました。新幹線で来た東京の編集さんを新大阪駅で乗せて、高速で一路和歌山へ。大阪マラソンがあったので若干混雑していましたが、ほぼ渋滞にハマることなく到着しました。さて、雑誌ライターさんなんかの場合は、カメラマンさ…

『下書き』を外注するという方法。

「お金と仕事は寂しんぼ」いったい、誰が言ったがわかりませんがこれって結構当たってます。私の場合お金はありませんが、ありがたくもお仕事だけはたくさんいただいております。編集さま、ありがとうございます。さて、最近私がはじめたのが原稿の『下書き…

『一発逆転』より幸せな人生

私の父は今年で73歳になります。小さい頃の病気で足が不自由ながら、大型トラックの整備では40年超のキャリアがあり、私と同世代の整備士とも対等にわたりあえるくらいの腕前があると思っています。そんな父も、自営ゆえ不景気には勝てません。年齢を考える…

『年賀状の費用対効果』を考える(2012年時点)

日本で最も有名な、時候の挨拶状『年賀状』。まごころを伝えるツールながら、どうしても考えてしまうのが『費用対効果』です。けしからん!って思われた方、スイマセン…さて、フリー転身後の私は、年賀状も大切な営業ツールと位置づけて、いろいろ思案しなが…

10年かかってたどり着いた『取材のメモ帳』

取材するときには、『メモ帳』を必ず使います。ここ数年は、いろんな文具が店に並ぶようになり、メモ帳もサイズや体裁だけでなく、デザイン、アプリ連携など選択肢がずいぶん広がっています。私は2003年から取材をつづけているので、来年の春には満10年を迎…

突破口を開くカギは『目標』

仕事がうまく進むことに越したことはないですが、なんとなくモヤモヤ感というか、スッキリしないこともあります。これが「日」ごとぐらいならいいんですが、長期間になると、精神的にも良くなさそうです。私の場合は納期までの期間が長く、かつボリュームの…

『落ち込んだ気持ち』の原因は気圧を疑え!

仕事はうまく進んでいる 人間関係もそれほど悩んでいない とくに悲しい出来事もない でも、何となく気分が沈むというか、『落ち込んでしまう』ときがあります。その原因は蓄積した疲れだったり、実は心のどこかで引っかかるような悲しみ、ストレスだったりと…

原稿は『並行書き』がうまくいく!の例外

昨日の記事では、「いくつかの原稿を並行して書いた方が効率的」という内容をコチコチ書きました。それは2年前の取材を機に、これまでやってきたことですが、最近さらに気づいたことがあります。それは、『並行書き=効率的』には例外がある!ということ。た…

原稿は『並行書き』がうまくいく!

2年ほど前のことですが、京都のムック本の取材で、著名な日本画家のお孫さんとお話させていただく機会がありました。その折、教えてもらったのが、『並行して作品を仕上げる』という仕事のやり方。実際にこの方も、いくつもの作品を並行して進めていたそうで…

中古PCを買わない踏ん切りがついた

11時半ごろから、ついさっきまでの30分ほど、私はまったく別の内容でブログ記事を書いていました。はてなブログの「公開する」ボタンを押しても、イマイチ反応がない。なので、右隣にある「下書き保存」を押しました。しかし、その瞬間にブラウザがフリーズ…

適正な『睡眠時間』が判明!

32年間生きてきて、ようやくわかりました。私、小田宏一の適正な『睡眠時間』が、ついに判明したんです。たいそうなことではないのかも知れませんが、けっこう嬉しい!ちょっとテンションが上がっています。さあ、私の適正な睡眠時間は・・・・・・ズバリ8時…

もう一度『書くスピード』を考える~準備~

年内のスケジュールが満杯!っていう状態から、かれこれ10日ほどが過ぎましたが、 すでにいくつかの仕事が差し込んできて、すでに限界を超えました。断れないんです。やっぱり。クライアントからいただく、せっかくの温情ですから。 さて、限界を超えたとい…

収録現場にライターが立ち会うたった1つの理由

「こちらは、リサイクルの△△商店です~」「たけや~さおだけ~」「選挙では○○、○○をよろしくお願いします~」平日ずっと会社で働いている方はご存じないかも知れませんが、お昼間の住宅街って、いろんな声が流れています。こうした音声テープにも、必ず原稿…

スケジュールは『管理』してもらうとうまくいく?!

知人や恩ある人からの依頼だったり、あまりにも相手に同情してしまったりすると、どうしても、自分がムリをしてでも、仕事を引き受けてしまう。これが、私のクセです。全然スケジュールが空いてないにも関わらず、どうしても断り切れない。そうやってなんと…