『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

他メンバーに仕事をまかせる時の『3つの注意点』

チームのメンバーが、それぞれに
まったく異なる能力に長けているのも理想的でしょうが、
大抵の場合は、「ちょっとは知っている」
という分野が何人かで共通するというケースが多く、
そういった場合に、長けている人が見つからないものです。

さて、今回のチームでは
プロモーションが目的でしたが、
現代はもはや必須であるwebサイトの制作担当者が
なんとプロジェクト途中で抜けてしまいました。
もう、どうしようという感じですが、
別の人に依頼するコストはなく、
結局は出来ることだけやって、あとは放置するしかなかったんですね。
そして、
その辺をフォローしていたのが私でした。

ただ、私も自分が果たすべき役割もありますし、
他の仕事も山積しながらの作業だったので、
だんだんと限界が見えてきました。

昨日のブログで触れたリーダーも、
私が「たくさんの案件を抱え込んでしまって、ムリする」タイプだと
よく理解してくれていたので、常に
誰かに振るようにと、心配して声をかけてくれました。
で、他のメンバーにwebサイトの制作担当をまかせることにしたんですね。

この時、私が注意したのは次の3点です。

  1. 担当をまかせたからには、自分が口出しをしない
  2. まかせたメンバーがストレスに感じない程度で、定期的に進捗を確認する
  3. 仕事を引き受けてくれたことに、まず感謝する


私に代わって担当してくれたのは、
年が一つ下の後輩でした。
彼はweb制作業者に指示する業務も、他の案件で実績があり
「きっと私よりも上手にやってくれるだろう」と期待して
一切をおまかせしました。

そんな彼は、すごく気が遣えるタイプだったので、
先の注意点1を厳守しました。
思いっきりやってもらった方が、絶対いいものができるからです。
あと2については、私が「丸投げした訳じゃないよ」というサインでもありました。

3については、彼の場合は心配ありませんでしたが、
一般論としては「まかせた相手が、思うほど成果を出せない」ケースが
よくありますよね。
でも、そこで腹を立てる前に、
「じゃあ、自分がやったら良かったのでは」と自問してみましょう。
自分ができないから、わざわざ時間を割いてやってくれたのです。
それを忘れては、人間としてダメです。

今回は仕事をまかせたことが奏功し、
いい雰囲気のページが仕上がってきました。
少なくとも、かけたコスト以上のものはありました。

これについては今回うまくいったので、
今後何かの仕事を、誰かにまかせるときは
自分流の『3つの注意点』を意識しておこうと思います。

-残り7年と299日-