『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

じぶん出版Lab(ラボ)

新事業の原点は、電子出版の「準備」

本を出版した著者にしか、見えない景色と感覚がある―私自身のことで恐縮ながら、著者としての想いを綴らせていただきます。私が出版したのは2014年8月。金風舎レーベルで、電子書籍版+小ロットの紙本で発刊しました。 Amazon.co.jp: 経営者・フリーランスの…

著者発掘コンテスト、審査の基準は?

「出版って、どんな基準で決めているの?」 3月5日(土)著者発掘コンテストの開催が迫ってきた中、何人かからご質問をいただいています。Facebookのイベントページでは、「応募要件」として列挙していますが、それをクリアした上で「こんな企画なら審査が通…

出版不況だから「出版しない」は、筋違い。

いよいよ著者発掘コンテストが迫ってきたこともあり、今はいろいろな方へお誘いのメッセージを送っています。 このイベントは、出版したい人にとってはメリットしかないので感触は良好ですが、そうでない方は企画を書面に落とし込むだけでも尻込みされてしま…

FBイベントページ、「詳細」に書く内容とは?

Facebookでは、イベント開催を告知する「イベントページ」が作成できますよね。 レイアウトは決まっているので、イベント名や場所、開始&終了時間など必要項目を入力すれば簡単に作成できるのが魅力。ですが、「詳細」に書く内容だけは割と悩んでしまうこと…

【レポート】電子で出版!著者発掘コンテスト(第1回:2015/11/20開催)

2015年11月20日に開催させていただいた「第1回 電子で出版!著者発掘コンテスト」のレポートです。 どうしても文章だけでは伝わりにくい部分があり、レポートを書いてみました。少しでも雰囲気が伝わればと思います。 ※当日は記録写真が少なかった為、一部イ…

【レポート】じぶん出版ラボ 企画会議

2015年11月20日に実施した「第1回 電子で出版!著者発掘コンテスト」の参加者へのフォローアップ、また次回開催の著者発掘コンテストに参加を希望される方へのガイダンスを目的として、毎月第3土曜を中心に「じぶん出版ラボ 企画会議」を開催しています。今…

タネを蒔く「目的」と「種類」が決まった一年。―2015年を総括して

2016年の年頭に私は、フリーランスになって満6年を迎える。 一般的には節目とされる満5年には間に合わなかったが、自分のライフワークであり、ライスワークにもなる事業の方向性を年内に固めることができた。その方向性は自身の努力で見えてきたというよりは…

「第1回著者発掘コンテスト」、2名が審査合格で出版へ!

少々遅くなりましたが、ご報告を。 シュウ=ライターズインクでは2015年11月20日(金)に、第1回目となる「著者発掘コンテスト」を開催しました。 これは「自分の本を出版したい!」という方の出版企画を審査し、見事合格した作品のみ「出版社の費用負担で電…

紙/電子出版のメリット比較【2015年版】

1か月間から毎日告知してきた「著者発掘セミナー」も、現状で企画書作成中の方を含めて7名で、締切まで残り1日となりました。ご参加表明いただいた皆様、今回は所用で参加できなかった皆様も、本当にありがとうございます。 今回は小規模事業者持続化補助金…

著者の条件は、過去を振り返られる「失敗者」であること。

一人の人生における不幸な出来事の数は、個人差があるものです。 幸運に恵まれつづけ、事業や会社経営で大きく成功を収める人がいる一方で、 何十年間も苦境がつづき、いつまでも光が差し込まない人もいます。 この違いに悲嘆する人もいますが、後者の場合 …

ターゲットを絞り込んだ「記事×FB広告」は効用あり

著者発掘コンテストについては、ちょうど開催1か月前の10月20日から告知・展開を行いました。 それほど費用をかけられない分、 ①ブログ記事を毎日書き、更新する ②アップした記事のURLを貼り付け、リンクさせてFacebookページに投稿 ③Facebookページを個人ア…

社名、人物名、過去の出来事・・・本に書ける情報の限界とは

書籍編集は著者さんのパートナーとして、いろいろな相談に乗ります。そこでよく質問されるのが、「書いてOK/NGな情報」について。悩まれるポイントとしては、 ・真実のままに書くと、誰かに迷惑がかかってしまう ・原稿確認するにも時間と労力に限界があり…

編集者として、ハードワーカーに書いて欲しい本【160219追記】

「著者発掘コンテスト」のアナウンスをしはじめてから、 「おれは書けないけど、こんな本あったら買うよ」みたいな声もよくいただいています。そんな声を実現できるよう、いろいろな方と出会えたらなと思っています。 ついでに、私個人としても「こんな著者…

出版企画書を出す前に・・・確認するべき5つのこと

いよいよ著者発掘コンテストまで、残り10日となりました。先ほど2通目の企画書が届きまして、これから確認するところです。お仕事もあるなか、遅い時間まで本当にありがとうございます。 さて、今回は「簡単な書面でも大丈夫です」とさせていただいています…

【電子書籍活用術】事業スタート前に、想いを綴った本を出す

自分が立ち上げた事業を成功させるためには、お客さまを含む「協力者」の存在が不可欠です。 では、見ず知らずの方に協力者となっていただくためにはどうするか。 考えば想像がつくと思うのですが、最低限必要なのは「事業の中身」と「メリット」についての…

【電子書籍活用術】就職活動を有利にすすめる「自分本」

11月20日に開催する「著者発掘コンテスト」の趣旨どおり、 「良いコンテンツを持ち、自分で原稿を書ける著者なら、無料で出版できる」システムがようやく出来上がりました。 これにより私個人が期待しているのが、学生の著者さんです。 社会人の中には「学生…

【電子出版活用術】ブログ記事をまとめ、一冊の本に。

これまでの記事でも書きましたが、 電子書籍は「全体で2万字程度でも本になる」手軽さがメリットであり、 ・エッセンスだけをギュッと詰め込んだ本 ・ターゲットがせまいニッチな分野向けの本 なども出版できます。 実は私の本もこれに当てはまるもので、内…

イベントまで残り2週間・・・で、さらにやってみたこと。

著者発掘コンテストまで、ちょうど残り2週間となりました。 集客や当日のダンドリなど、焦る要素が山積しています。 が、落ち込んだりわめいたりしても、何の解決策にもならないので、ここでさらにアクションを起こしていこうと思っています。「結果よりもプ…

方言を文章で書くなら「聞いたまま」で

今日は、文章術についての話を。 私が書籍を主体に仕事をしはじめて、はや3年が経ちました。様々なジャンル・分野の原稿を書きましたが、記者時代との違いは敬体(です・ます調)で書く原稿が増えたこと。常体と比べて、とくに語尾の表現がどうしても乏しく…

「関西一」実績ある書籍編集者めざして

昨日は、「著者発掘コンテスト」を含む、私の電子出版の目的について書きました。 実はもう一つ、目的があります。それは、表題の通り「関西一の書籍編集者」というところです。 出版社の社員でもなく、業界や書店とのコネクションもない私が、「何を言って…

私の事業目的は「リアルな現代を100年後に伝えること」

11月20日に開催する「著者発掘コンテスト」を含めて、 今後私が展開していく電子出版事業は、著者の費用負担ゼロを基本としていきます。サービスの切り売りは、あまりしたくありません。 そう話すと、採算性について、ご心配いただく声もいただきます。 しか…

地方における「電子書籍のネガティブイメージ」は真実でない

「電子書籍なんて、都市部で暮らしていてデジタルデバイスを肌身離さず持っている人しか使ってない」 「都市部から離れた地方では、本=書店で買うものだから、電子出版しても仕方ない」 時期も相手も不明ですが、数年前にこんな会話を交わしたことがありま…

チラシと、弱い自分との決別と。

昨日に引き続き、集客で感じた事を。 どんな事にも共通する法則として「行動を変えれば、結果が変わる」ということがあります。 毎朝、遅刻ギリギリで出社していた人が、近所にある自販機でコーヒーを買って飲むために5分早く起きる 毎晩、必ずコンビニへ立…

イベント告知で「Facebook広告」を10日使っての報告。

著者発掘コンテストの告知をはじめて、すでに10日が経ちました。 あらためて感じるのは、集客することの難しさ。 現代人は忙しいですから、そう簡単に人が集まるものではないですよね。 関係者の皆様には気負い過ぎないよう言っていただいてますが、「やれる…

電子出版の企画は、「一本槍を突く」イメージで

開催まで残すところ3週間となり、いよいよ企画案の第1号が手元に届きました。 厳密に言うとこの方は、コンテスト開催が決まる前から出版の相談を受けていた方で、早ければ来春あたりに紙の商業出版を狙おうということで進行させていました。しかし、紙の商業…

「波瀾万丈な人生」は、この角度で書くべきだ!

先日、私の友人がこんな本を出版しました。 Amazon.co.jp: 世界一を獲った保険営業マンが教える「誘われる」転職術: 清水 省三: 本 私としては、彼の波瀾万丈な生き方について、以前からちょくちょく話を聞いていました。 ただ、そのまま自叙伝にしてはヒキ…

同じテーマなのに、なぜ「あの本」だけ売れるのか?

同じようなキャリアを積み、同じようなテーマの本を出版した著者のAさんとBさん。 大差はないはずなのに、 ・Aさんの本は、書店ランキングのベスト10入り ・Bさんの本は、まったく売れないまま こういうことって、実はビジネス書の世界にはよくあります。 読…

「出版企画書 作成準備シート」公開します!

商売のタネなんですが、思い切って公開します! 表題にある通り、公開するのは「出版企画書を作成するための準備シート」です。出版を希望する個人の方にこのシートを書いてもらい、その上で(できる限り)直接会って話を聞き、書面化していくもの。なので、…

相談で多い「自叙伝」出版が避けられる理由とは

書籍の仕事が増えるにつれ、私のもとには「出版してみたい」という方からの相談や質問をいただく機会が増えてきました。 そうした相談で多いのが、自叙伝に関するもの。 「自分はこんな経歴を持っているが、本にして出したら売れないか」 「尊敬する○○さんは…

「反響大なブログ記事」から本にするコツ

少し前ですが、ある方とこんな会話をしていました。 「○○の記事は、ブログではとても反響が大きかったんです」 「それをテーマにして、本を出してみたらどうですか?」 「いや、そこまでボリュームないし、さらに深堀りして書ける自信もないし…」 そうなんで…