『レアシール的なライター』に見せる小技
はじめに、タイトルを読んで「?」と思った方は、
先日の記事「ライターと『ビックリマン』シールの意外な共通点」を
お読みください。
さて、ビックリマンチョコといえば、
「レアシール入りの袋だけ○○が違う」という都市伝説がありましたね。
- 袋の文字の印刷がちょっと違う!
- 箱の前から5列目にある袋!
- 振ってみると、かすかに音が違う袋が!
なんて、いろいろありました。
じっと袋をにらめっこして、「これだ!」って袋を買っては、
レアシールも含め1種類ずつ集めていたものです。
発注者さんからすれば、ライターだってこの袋と同じようなもの。
レアシール的ないいライターを確保しようと、
いろんな事を考えながら、目を皿にして見ています。(きっと・・・)
だからこそ、ライターも見せ方を考えるべきだと思うんです。
中身(=文章の腕)が一番大事なことはわかりますが、
見せるための努力ができない人は、必ず限界がやってきます。
先ほどの一文を振り返ってみましょう。
>いろんな事を考えながら、
何を考えているのでしょう?
ライターに多いのが、「掲載した雑誌をただコピーして持参する」人。
う~ん、残念。
コピーを見ただけであなたの文章力が判断できる発注者なら、
きっと自分で原稿を書いています。
発注者は、あなたの話を聞きながら、
自分が依頼する仕事とマッチするかを考えているはずです。
そして、
>目を皿にして見ています。
あなたがもし、キチンと掲載実績一覧(リスト)を作っていたならば
それをじっと見つめる訳ですね。
これが小技その1:「掲載実績をまとめておく」です。
そして、この掲載実績をもう少し工夫してみましょう。
あなたがまとめる掲載実績に、ルールなんてありません。
つまり、あなたが自信をもてる部分が伝わるように作ればいいんですね。
- この分野には絶対的な自信がある。
- 最近はこんな分野も書いている。
- このところ休みなく働いている。
- もう○年くらいライターをやってきた。
これって、みんなアピールポイントになります。
でも、リストの書き方はそれぞれ違いますよね。
時系列でも新→旧なのか、その逆か、分野別か、代表する媒体のみ書くか。
それが小技2:「掲載実績の見せ方を工夫する」です。
恥ずかしい話ですが、私はちょうど1年半ほど前に、
まったく仕事がなくなりました。
その頃は、ちょうど病気が回復してきた時期でもあったので、
フリーライターを辞めようと考えて、年末まで就職活動をしていたんです。
それから色々あって、フリーとしてやっていくと腹が決まった時、
これまで時系列で書いていた掲載実績リストに、
空白ができていることに気づいたんです。
で、悩んでいた中で見つけたのが、この小技でした。
私はまだ『レアシール的なライター』にはなりきっていません。
でも、『レアシール的に見せる』ことには自信があるし、
わりと頻出する部類のレアシールくらいにはなっていると思っています。
とりあえず「あの人が仕事する姿ってレアやね~」なんて
言われないようにするのも大事なので、
コツコツと小技を使いながら、受注先を広げている今日このごろです。
―残り7年と348日―