『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

Workaholics(仕事中毒者)な私が、イクメン地域グループを立ち上げた理由。

自覚はありませんが、周囲の友人たちは私を「Workaholics(仕事中毒者)」といいます。
 
仕事自体はそれほど好きではありませんが、おそらくは
 
 1,毎日10時間以上、黙々と原稿を書いている
 2,土日を含め、ほぼ休まず仕事をしている
 3,会話が仕事の話題で終始し、これといって趣味がない
 
ということからだと思います。これらは想像でなく事実で、繁忙期でなくても「ずっと仕事」という状態です。これが繁忙期になると、集中が途切れるタイミングに休息を取る程度。「なぜ、そこまで?」と言われますが、このようなスタイルでなければ、家族を養えない現実があるのです。
 
そんな私がですが、小さな「イクメン地域グループ」を立ち上げました。これは相当無理をしています。しかしながら、そこまでしてでも設立する理由があったのです。


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◆家事と子育ては「義務」だった

 
最近では、ワーク・ライフ・バランスなんて言葉を耳にするようになりました。大事ですよね。
でも、私には正直「関係ないね」との想いを強くもっていました。なぜなら、「余暇」なんて時間の概念がないからです。「健康を害さない程度に、無理をしながら働く姿こそ正義だ」というのが、本音であり信条。そうして完成させた原稿をもって、日々の糧を得ているのですから。
 
そのため、家事や子育ては「義務」と思わなければ、とてもやれません。子ども、妻とも思いっきり愛していますが、できる限り効率的に時間を割きたい。そんな考えに変化を生じさせたのは、今年2月に聞いたNPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事・安藤さんの講演でした。
 
「子育ては、期間限定である」
 
イクメンの先輩として体験を語った安藤さんからは、こんな一言が。娘がひざの上に乗ってくれるのも、息子が手をつないでくれるのも、すべて期間限定です。
 
休日といえば、妻が「今日もお父さん仕事やから」と説得するも、子ども達の顔はくもったままで、娘からは「バイバイ」と言われる始末。「それもこれも、生活がラクになってから」なんて自分に言い聞かせてきましたが、子ども達は親を待つことなく大きくなり、私は後悔のみ残ってしまう。光が薄い未来が見えてきました。
 
そもそも、人生の目的とは何なのか。なぜ働くのか。
自問自答の末、私はこの「義務」という考えを転換することにしました。
 

◆存在の周知が、良い意味で「強制感」になる

 
ここまでの展開であれば、子どもと遊んだり、話をしたりと、一緒にいる時間を大切にするだけで十分でしょう。しかし、これには前段がありました。
 
昨年末のことですが、私は内閣府開催のセミナーを聴講し、そこでNPO法人ファザーリング・ジャパン関西の運営をされている方々と出会いました。そもそも私は同世代で集まるグループを作ろうと思っていたのですが、この時の出会いを機に「イクメンが集まる場って、いいな」と思うようになりました。ただ、具現化は先の話だと。それは、仕事がかなり忙しい状況だったからです。
 
しかし、2月になって考えが変わり、「せっかくだから(グループを)つくっちゃおう」と思い立ち、一気に準備をして設立に至ったのです。もちろん設立の目的は「イクメン同士の交流&相互支援」ですが、個人的には表題の通り、一つの理由があったのです。
 
それは「子どもとともに過ごす時間」を良い意味で自身に強制すること。「忙しいから仕事を優先」という気持ちを排する為です。グループを設立し、その存在やイベントを周知することで、言い訳なく子どもとともに過ごせるようになると考えたのです。
 
とはいえ、仕事も大事。できる範囲から背伸びせず、月1回程度から活動していきたいと思います。幸いなことに、私には上記の2団体、また西淀川区で活動されているグループさんとも知り合えたので、それぞれからやり方のヒントを見つけさせてもらいながら、やっていきたいと思います。
 
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★書籍ライター 小田宏一 | 個人事務所シュウ=ライターズインク 公式ページ   http://writer-oda.com/top
 
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