『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

転職活動、スタートするなら『8月末』!

いまの私は自営業ですが、それまでに2度転職をしました。
この2度目は、自分でも成功だったと振り返る事ができますが、
その勝因は、時期にあったとも考えています。それが、ちょうど今。8月末でした。
ライターさんが出版社に転職するのも少なくありませんから
自分の体験を交え、書きました。

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(画像:足成)
 

◆「リアルな話を拾い、アタリをつける」時期は、今でしょ!

世界じゅうで使われる格言や逸話にも『』というものが頻出しますが、
どんな物事にも、成功させる為には『タイミング』が非常に重要です。
 
転職活動もそれがあてはまりますが、8月末の時期は、
「自分が行きたい会社にアタリ(=目処)をつける」「リサーチする」
2つのアクションを、スタートさせるのに適した時期だと考えます。

その理由は、下記の通りです。
  1. お盆休みに、ゆっくり物を考える経営者が多い
  2. 9月採用の準備作業が一段落する時期
  3. 事業のプロジェクトが一区切りする時期
 
いろいろな理由から、人は転職を考えます。
そして、まずはインターネットでのリサーチにはじまり、本気度が増すにつれて、
周囲の人とコンタクトを取り、具体的に話を聞くようになるもの。
多くの場合は、インターネット+(人に聞いた)リアルな情報をもとに、
「この会社に行きたい!」という、転職先のアタリをつけていきますよね。
私は何より、このリアルな話、情報こそ今の時期にリサーチするべきだと考えます。
 
お盆が明けたこの時期は、
上記の理由1~3があって、社内に動きがあることも多いでしょう。
例えば1.であれば、経営者の考えに沿って必要となる人材の採用が、
検討されるのが今です。
また1.について、少し早く動いてきた会社は2.の状態でしょうが、
うまく採用できていなければ、今後の話も含めて、この時期には話が聞えてくるでしょう。
3.については、プロジェクト終了後に人材が入れ替わったり、検証により人材の採用が検討される。
つまり、この時期は「具体的な採用が決まっていない」一方で、
将来的な採用を検討する」時期でもあると思います。
 
だから今の時期は、いろいろな人と会って話を聞き、
こうした社内の動きなんかを具体的にリサーチしながら、自分の転職先を
いくつか「アタリをつける」のに適した時期といえるでしょう。
 

◆「跡をにごさない」準備もこの時期から

 
立つ鳥跡をにごさず』といいますが、
今の会社を、いかにスムーズに辞めるかも大事にしたいところ。
さらには、冬のボーナスをどうするかについても、考えておくべきポイントです。
 
私の場合は、入社時期を待ってくれる会社ではあったので、
秋に採用が決まってから、少しずつ退社の準備をすすめました。
結果的には、その最中にいろいろあって、
予定よりも2カ月ほど早い、2月に転職することになったのですが、
そうした想定外の事も起こると勘案すれば、
この8月末に動いていてよかったと考えています。
 
ちなみに、業種にもよるでしょうが、
退職の準備期間は、就業規定なんかにも書かれていますし、引き継ぎなんかも考えると
最低でも「申し出から1カ月程度」は必要です。
 
また、転職先の会社からすれば、
冬のボーナス、場合によっては決算を終えた1月か、3~4月くらいの入社設定でしょうから、
募集は10月選考が11月といったところでしょうか。
そうなると、9月いっぱいなら、インターネットではなく
関係する人からリアルな話が聞けますし、それに基づいてアタリをつけられます。
1カ月間は、より詳細な情報収集をして、それから募集時期へ。
いい流れではないでしょうか。
 
          *
 
これは『転職』の話であり、起業はまた別もの
起業するなら、動く時期は夏前だと思っていますが、
9月くらいに思い立った人へのアドバイスも、そのうち書きたいと思っています。
 
―残り7年と40日―