『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

ライターには『ケガの補償』は必要なかった(2013/10時点)

私は個人事業主の届出をして、ライターをやっています。従業員はゼロで、かろうじて事務所をシェアで借りている程度ですが、
仕事中のケガ』を補償するような保険に入っていなかったので、
2年ほど前から、こうした保険も含め中小規模の事業者を支援する団体に加入しました。
街の社長さんってCMでおなじみのトコロです。

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(画像:ACイラスト)
 

◆想像以上に、ケガはなかった

 
「備えあれば憂いなし」という言葉通り、
私は万一ケガをした場合に補償される安心感を、毎月会費を支払うことで得てきました。
会費は月1,500円で、信用金庫の口座から引き落としになります。
 
日本は起業する人に優しくない国ですし、
個人事業主は万一の場合、
誰の助けも得られない事を覚悟しておかなければなりません。
だから、個人でも加入できる団体の存在は、本当に重要です。
 
ただ、ライターという仕事は
製造や物流といった業種と比較しても、危険に直面するような作業は圧倒的に少なく、
日常の業務を思い返しても、そう重大なケガが起こる事は想定しにくいです。
実際、私もフリーランスで3年、物を書いて10年になりますが、
業務上でケガをした事は、一度もありません。
 
強いて言うなら、金属処理に使う機械の音を現場で聞きすぎて、
特定音域の聴力が若干弱いこと、
長年のデスクワークで、肩と腰が慢性的に凝っているくらいです。
 
先に記した通り、ケガの補償自体は重要ですが、
業種によるところもあり、ライターにとっては必要とまで言えないと、
私は現時点で思っています。
 
 

◆想像以上に役立った「職場の環境づくりへの助成」

 
逆に、本当に役立ったのは「職場の環境づくりへの助成」です。
加入前から助成がある事は知っていましたが、
対象となる機器の範囲は想像以上でしたし、
事務所を開く資金さえも大変な個人にとっては、ありがたい助成制度でした。
 
ライターの私は、
・机上や手元を照らすためのデスクライト
・紙や書籍特有のホコリを除去するための空気清浄機
を事務所開設の際に購入しましたが、
少しだけでも助成してもらえたのが非常に助かりました。
 
これは用途に制限がありますし、加入年数で助成金額も変動します。
また、この団体では福利厚生に役立つホテルやイベント等の優待、
法律などの無料相談も定期的に実施しています。
私は利用しませんでしたが、
本格的に事務所を開いたり、会社を立ち上げたりする際には役立つでしょうね。
 
 
ちなみに私自身は、子供が小学校に上がるため、
年内いっぱいで事務所を自宅(または自宅付近の場所)へ戻します
で、種々見直しをしている中で、この団体を退会することにしました。
私自身が今後どう展開していくのか、
今の時点ではまったくもって想像できませんが、
万一、会社を立ち上げるともなれば、もう一度加入するかも知れません。
 
―残り6年と362日―