補足3:『40歳の壁』クリアの状態(2012年秋時点)
“何かを選べば、結果として何かをあきらめなければならない。何かを選べば、何かを失う。仕事であっても人生であってもこれが真理です。(中略)決して「いいとこ取り」はできないのです。これを思考の軸に加えておくことで決断は確実に早まります”
(出口治朗著/「思考軸」をつくれから一部抜粋)
- 作者: 出口治明
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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上記の「トレードオフ」という考え方は、
出口さんのセミナーに参加し、直接うかがったことです。
それまでの私は、「仕事も家庭も、全部やりきるのが正義」であり、
できないのは精神的な弱さだったり、怠けだと考えていました。
いわゆる精神論です。
でも、そうじゃない。「やりたいことと、できることは違う」。
本のなかでは、例としてクルム伊達公子さんのエピソードが引用されていましたが
私も、妻も、この考え方にずいぶん救われた部分があります。
さて、私がイメージする『40歳の壁』をクリアした自分の姿ですが、
先ほど引用した「トレードオフ」という視点を加えた結果、
より鮮明かつ具体的に浮かんでくるようになりました。
イメージするのも、目標を立てるのも個人の自由ですが、
私は現実味のある自分像を浮かべ、
そこに向かって確かな一歩を踏み出したい性格なのです。
もちろんイメージは今後変わっていくかも知れませんが、
2012年秋時点で書きとどめておきたいと思います。
とりあえず列挙すると下記の通りです。
- 仕事は週5日全力を出せばこなせる程度の量。
- 収入は共働きの妻とあわせて、週1でプチ贅沢ができるレベル。
(子ども達の教育費には困らないようにするのが必須) - 継続的な案件が一定量あり、向こう5年くらいは不安がない状態。
- (電子も含め)自著の書籍も書いていて、
お父さんの仕事を子どもが胸を張って言える状態。 - 夫婦とも親の介護に対して貯蓄ができている状態。
基本的には、「20世紀の会社員なら楽にクリアできる」状態ともいえます。
これを21世紀に、家庭持ち、大阪在住のライターが達成する。
知らない人なら実に簡単そうに見えますが、
私は「意外に難しい」と思っています。
そのために、私は今日もコツコツ仕事をしつつ
明日への準備を着実に進めるわけです。
その準備の一つ一つこそ、当ブログの記事になるわけです。