『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

補足3:『40歳の壁』クリアの状態(2012年秋時点)

“何かを選べば、結果として何かをあきらめなければならない。何かを選べば、何かを失う。仕事であっても人生であってもこれが真理です。(中略)決して「いいとこ取り」はできないのです。これを思考の軸に加えておくことで決断は確実に早まります”
(出口治朗著/「思考軸」をつくれから一部抜粋)

「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由

「思考軸」をつくれ-あの人が「瞬時の判断」を誤らない理由



上記の「トレードオフ」という考え方は、
出口さんのセミナーに参加し、直接うかがったことです。

それまでの私は、「仕事も家庭も、全部やりきるのが正義」であり、
できないのは精神的な弱さだったり、怠けだと考えていました。
いわゆる精神論です。
でも、そうじゃない。「やりたいことと、できることは違う」。
本のなかでは、例としてクルム伊達公子さんのエピソードが引用されていましたが
私も、妻も、この考え方にずいぶん救われた部分があります。

さて、私がイメージする『40歳の壁』をクリアした自分の姿ですが、
先ほど引用した「トレードオフ」という視点を加えた結果、
より鮮明かつ具体的に浮かんでくるようになりました。

イメージするのも、目標を立てるのも個人の自由ですが、
私は現実味のある自分像を浮かべ、
そこに向かって確かな一歩を踏み出したい性格なのです。

もちろんイメージは今後変わっていくかも知れませんが、
2012年秋時点で書きとどめておきたいと思います。

とりあえず列挙すると下記の通りです。

  1. 仕事は週5日全力を出せばこなせる程度の量。
  2. 収入は共働きの妻とあわせて、週1でプチ贅沢ができるレベル。
    子ども達の教育費には困らないようにするのが必須)
  3. 継続的な案件が一定量あり、向こう5年くらいは不安がない状態
  4. (電子も含め)自著の書籍も書いていて、
    お父さんの仕事を子どもが胸を張って言える状態。
  5. 夫婦とも親の介護に対して貯蓄ができている状態。

基本的には、「20世紀の会社員なら楽にクリアできる」状態ともいえます。
これを21世紀に、家庭持ち大阪在住のライターが達成する。
知らない人なら実に簡単そうに見えますが、
私は「意外に難しい」と思っています。

そのために、私は今日もコツコツ仕事をしつつ
明日への準備を着実に進めるわけです。
その準備の一つ一つこそ、当ブログの記事になるわけです。