『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『孤高のライター』が群れる仲間とは?

先日、あるフリーライターの方からメッセージをいただきました。
 
承諾を得た訳ではないので、そのまま引用はしませんが、
「会社員時代と違い、フリーライターはときに孤独を感じる」とのこと。
 
会社員なら自らが行動せずとも、仕事をともにする同僚や上司、部下が存在します。
それに煩わしさを感じてフリーになる方も多いでしょうから、
「好きでやってるんでしょ」と言われても仕方ない部分があるというものです。

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周囲のフリーランサーはどうか。
人それぞれですが、
編プロに所属したり、シェアオフィスを借りたり、同業でチームを作ったりと
上手に仲間を得ている人もいます。
おそらくは、会社よりもゆるい帰属組織でしょうから、
人間関係で悩むということも少ないかと思います。
 
それも良い方法だと思いますが、私は少し違っています。
まず同業で群れることを辞めました。
当初はメリットがあると信じて、試行錯誤した期間もありましたが、
結果としてはデメリットの方が多かった。
また、そもそも同業で群れることが必要な仕事でもないのです。
 
そんなことを親友に語っていると「孤高のライター気取りか」と言われてしまいますが、
現状はそう考えています。
しかしながら、一方で
「人間は人間の中でなければ磨かれない」ことも承知しているので、
違った仲間と行動をともにするようになりました。
具体的には、
・自分とは違う能力をもつ仲間
・仕事以外で共通の目的がある仲間
です。
 

▼自分とは違う能力をもつ仲間

 
私にとって必要なのは、
仕事のグチを言い合える同僚的な仲間
ではありません。
ともに時間を過ごして、「自分にとってプラスになった」と思える仲間です。
 
そんな事を考えながら、仕事を通じて出会う方と交友を重ねていると、
自然とチーム的な感覚が自分のなかで生まれました。
本当にありがたい限りですが、お客様のニーズにあわせて、いろんな事が成し得るプロが
自分の周囲にいて、声をかけられるようになってきました。
 
まだまだ、そのつながりは薄いかも知れません。しかしながら大切にしていきたいと考えています。
 
 

▼仕事以外で共通の目的がある仲間

 
「共通の目的」といえば重々しい響きがありますが、
一緒に遊んだり、語り合ったり、行動をともにしたりする仲間です。
同級生とか、地元の集まりとか、そんな類いもこれに含まれます。
 
仕事が違うので、皆が違う価値観をもっています。これがまた刺激になるんですね。
また、たまに共通した悩みがあったり、それを解決した話が聞けたりということも。
さらには同年代で、何かしらを成し遂げようと行動することに
喜びや楽しさを感じることもあります。
 
私がとくに意識している仲間の集団は、これら2つです。
加えて、仕事で長くお付き合いさせていただいている編集さん、
何かと声をかけてくれる出版社の担当者、
書籍をともに作り上げた著者さん、DTPさんなど
いろいろな案件で縁することができた人たちとのコミュニケーションも大事にしています。
 
これに家族を加えれば、やっぱり周りには常に人がいる。
最初は大変ですが、意識的に行動こと、そして自身が本当の意味で自立することが
仲間を増やし、関係を深めていくための方法かと。
 
まだまだ若造の小言レベルですから、
これら考えが変わった時には、ブログにてご報告します。