『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

実年齢より『プラス10歳』に見せるテクニック

世間では「若けりゃいい~」的な風潮がありますが、
企業経営者や政治家など社会的地位がある方、概ね50代以上の方を相手に
ライターが仕事をする場合、
ある程度の年齢でなければ、軽んじられてしまう事がよくあります。

 

ものを書く仕事ゆえ、少しでも経験を重ねていた方がいいのでしょう。
しかし私としては、書いてきた量、出版物等の成果とも
決して同業に引けを取るようなレベルではないと、自信を持っています。
でも、そうはいっても初見でそれを理解してもらうのは誰しも不可能ですから、
実年齢より『プラス10歳』に見せるために、いろいろ努力をしているんです。
 

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◆イメージは「おっさん臭くなく、青年の気概が残る紳士」

 
プラス10歳。私は33歳ですから、43歳に見せるテクニックです。
まずは、外見的な部分について、ザッと挙げてみましょう。
  • 礼儀を重んじる事が多いので、基本的にはスーツ着用が望ましい。
  • スーツの上着は量販店系のものを避け、誂えものに見える程度のものを着用する
  • ベルトと靴の色目、靴下の色など細部にも気をつける
  • 靴はピカピカに見えるよう磨いておく
  • 腕時計は必ずつける。ギラギラ感の少ないものを選ぶ
  • ストライプ柄やソフト系のビジネスバッグは避ける
  • シャツ、ネクタイについては、派手すぎなければ今の流行に準じてOK
といったところでしょうか。
 
そもそも、普段はTシャツにジーンズという格好が多いライターが、
突如フォーマルにスーツを着こなすというのは難しいところですが、あまり考えすぎず、
普通に「上品に見える」ように服を着て、
シャツとネクタイだけ、20~30代向けなアイテムにするのがポイントです。
 
 

◆会話、動作は「ゆっくり」がコツ。使う言葉にも注意!

 
外見は上記の通りですが、加えて立ち振る舞いというのも大事です。
私はマナー教室の先生ではありませんから、細部まではわかりませんが
基本的には、「落ち着いて、ゆっくり」というのがコツです。
 
たとえば会話一つをとっても、
一方的に話し続けたり、相手のペースを無視したりせず
きちんと相手の話を聞き、意を汲んで言葉を返すことが大切です。
また、部屋に入る時や席を立つ時などは、
相手の空気を読みつつ、一つ一つの動作をゆっくり行うこと。
これは相手のペースにもよりますが、
「ただ自分だけがアタフタしながら動く」という事だけは避けたいですね。
 
そしてもう一つ、使う言葉にも注意を。
「逆に~」「マジ」「っすか~」など、普段はなにげなく使っている言葉も
できる限り、違う言葉に言い換えたり、反応を変えたりするべきです。
こうした事を考えながら会話をすれば、
自然とペースもゆっくりになりますし、相手が伝えたい内容も
じっくり考えて回答できます。
 
こうした事は、場数を踏むしか上達する術はありませんが、
社会人としては、通っておくべき道かと思うので、
挑戦と反省をくり返しながら、自分なりの「大人らしい所作」を身に着けておきたいですね。
 
―残り6年と353日―