『雑誌で名著を読み返す』のが効果的かも知れない。
自宅で仕事をしていたある日、たまたまお昼にテレビをつけると、
「100分de名著」なる番組が放送されていました。
お昼休みはウキウキウォッチングする事が多い私ですが、
伊集院光さんの知的かつユーモアさがあるコメントにひかれて、
以来、ちょくちょく観るようになりました。
さて、ライターの私がこんな告白をするのも恥ずかしいのですが、
実はこの世界的な名著というか、海外の文芸作品を読むことが
最近とってもニガテなんです。
近年では「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリーポッター」なんかも
ずいぶん流行しましたが、
これらもまったくダメで。
字面に出てくる長いカタカナの名前が気になって、
どうにもページを進められないのです。
それでも、幸いにして
「モンテクリスト伯」や「夜と霧」といったいわゆる名著は、
高校生のときの読了していますし、
大学4年間で岩波の青・黄・ピンクあたりは読み終えましたから、
基本的なところは抑えられているのかなとは思っています。
■テキストが人気なようです・・・
さて、話を戻しますが、
100分de名著はNHKのEテレの番組ということもあり、
番組とセットになったテキストが存在します。
これなら、最近ニガテ意識をもっている私でも読めそうだと
さっそく購入しました。
驚いたのは、夜と霧の回のテキストが完売していて、
今月号はアンコール放送として、再版みたいな形で販売されていること。
極限状態における人間の心を描いた作品ですから、
哲学貧しき現代にも、求められる内容なんだと思います。
フランクル『夜と霧』 2013年3月 (100分 de 名著)
- 作者: 諸富祥彦
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/02/25
- メディア: ムック
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最近私は、こうした雑誌類や書評ブロガーさんのページを
こまめにチェックするようにしています。
なぜなら、
人間は生きている時間に限りがあり、その間に出会える作品にも限りがある
からです。
だからこそ、少しでも効率良く最高の作品に出会いたい。
書店で偶然、1冊の本に出会うというのも素晴らしい事ですが、
それも楽しみつつ、より多くの作品と触れ、
心をゆたかにして、自分が世に送り出す文章を高めていきたい。
そう考えています。
―残り7年と201日ー