『下書き』を外注するという方法。
「お金と仕事は寂しんぼ」
いったい、誰が言ったがわかりませんが
これって結構当たってます。
私の場合お金はありませんが、ありがたくもお仕事だけは
たくさんいただいております。編集さま、ありがとうございます。
さて、最近私がはじめたのが
原稿の『下書き』を外注すること。
丸投げではなく、あくまで下書きです。
なので、ライターさんというよりは
時間が空いてそうな友達や馴染みの先輩、
さらには業務時間外をねらって、嫁さまにお願いしています。
思いつく『下書き』発注のメリットは次の通りです。
- 依頼する時に「結論」と「自分がわかっていない部分」を整理する事ができる
- ネットで調べものをする時間が省ける
- 納品時に「ある程度できてる!」という安心感が味わえる
- 手間を省いた分、導入部分や話の展開を工夫できる
- 依頼した相手の文章力が上がる(はず・・・)
ここで間違えてはいけないのが、
下書きの外注は、仕事を丸々依頼した訳ではないということ。
あくまで「仕事は減ってない!」くらいに想っておいた方が良いです。
たとえば私の場合、
執筆代行しているブログの原稿や児童書の原稿なんかは
私個人がもつ独特のテイストを生かしたり、
クライアントのテイストにあわせたりすることが必要です。
それって、ライターの企業秘密というか、ノウハウですし、
誰かに教えようとしても、短期間ではムリです。
これは自分にいただいた仕事であり、
自分が書くことでお金をいただいているということは、
忘れてはならないポイントです。
誰かが代わりにできるなら、自分のところには仕事が来ないはず。
それくらいの気構えが大事です。
では、外注する目的とは?それは2つあります。
まず「原稿を書く」スイッチを早い段階から入れておける
ということでしょう。
依頼する時点で、「納品すべき原稿がある」事が認識できます。
だからこそ、外注した下書きが納品されるまでの時間が
別の仕事のタイムリミットになります。
そしてもう1つは、さっきのメリットの3番目、
安心感を得ることができます。
私だけではないでしょうが、
仕事がたくさんある状態で、モチベーションを日々維持することは、
大変なエネルギーを使います。
これがもったいないと思うんですね。
逆に安心感があれば、「一気に片付ける!」と
モチベーションを自然かつスムーズに上げることができます。
わかりやすく言えば、
疲れて家に帰ったときに、レトルト食品ならレンジして食べられる。
でも、一からつくるのは大変。
ってことです。
「下書き=レトルト食品」と考えれば、
外注コストも惜しくない。そう思いませんか?
ライターを生業にすると、何年間も仕事に追われることになります。
だから、ちょっとしたモチベーションとか、安心感って大事なんです。
時間もお金も大切ですが、貯め込むだけでなく
それを上手に使って「ライターlife」を楽しむべきだと思っています。
ー残り7年と317日ー