『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

同業はライバル?or仲間?

先日、電気工事を請け負っていた年上の友人が
ついに会社を辞め、独立しました。

内装工事を終えたばかりのオフィスを見ると、
不思議なもので、こちらまでやる気がでてくるものです。

さて、そんな新社長と缶コーヒーを飲みつつ、談笑したのですが、
気がつけば、「仕事の外注」の話題に。
従業員を雇うか、外注先に仕事を振るか、
なんて話になりました。
電気工事の業界は、みなが職人気質なので
雇用関係を長期間維持するのは大変だそうですが、
皆が一様に忙しい時期を迎えるため、外注先を確保できる保証がないそう。
だから、個人プレーも容認しつつ雇用するケースが多いそうです。

ライターの場合は、外注するほどの仕事に恵まれることって
そうありません。
私の場合、たまたま今年は幸運で
いろんなライターさんに仕事を外注していますが、
これが従業員さんを雇えるくらい
安定的に仕事がつづくなんて、まったく思っていません。

電気工事の業界と同じく、ライターも忙しい時期が重なります。
でも、スポット的なお仕事ばかりなので、
外注先を確保することは、そう難しくないのです。


話は変わりますが、複数のライターさん
打ち合わせなどで同席することになった場合、
けっこう「フンフン」と鼻息をならす方がいらっしゃいます。
私もこれまで、何人かそういう方にお会いしました。
確かにライターって、少ないパイ(仕事)を奪い合うので
ライバルと意識することは仕方ない部分もあるでしょう。

でも、少なくとも私の意識は「お仲間」。
それは、どうしても仕事が重なって、
仕事の依頼を引き受けられない時、
ただ「すいません」ではなく
腕の確かなライターさんを紹介してあげられれば
きっと相手が助かると思うからです。

そんな積み重ねは、きっと
「あの人に連絡したら、なんとかなるかも」って
信頼へと変化していくに違いない!

こうしたつながりが発展して、
ライター同士のネットワークが構築できればいいな。
とは思う所ですが、
まずは個人的なつながりを広げていきたいと思っています。

というわけで、同業は「仲間」。これが私の結論です。

―残り7年と361日―