『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

【レポート】電子で出版!著者発掘コンテスト(第1回:2015/11/20開催)

2015年11月20日に開催させていただいた「第1回 電子で出版!著者発掘コンテスト」のレポートです。
どうしても文章だけでは伝わりにくい部分があり、レポートを書いてみました。少しでも雰囲気が伝わればと思います。
※当日は記録写真が少なかった為、一部イメージカットもあります
 

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◆18:30~ 開会

会場はコワーキングラボ「Co:Labo難波」さん。こちらのコワーキングスペースはセミナー用途でも利用OK、さらに駅近で利用者が多いということから選定しました。ちなみに第2回目のコンテスト、企画会議も同じ会場とさせていただいています。
開会のあいさつを主催者の私からさせていただいた後、30分ほど講演をさせていただきました。
 

◆18:35~ 第1部 講演「電子出版のメリット&活用術」

私からは「電子出版のメリット&活用術」と題して、講演を行いました。内容としては
 ・出版の流れと役割
 ・出版の種類と特長の違い
といった基礎知識をご説明し、その後で電子出版のメリットを「コスト」「制作スピード」「伝えたいことだけを直球で書けること」「半永久的に販売でき、(工夫すれば)埋もれない」点をお伝えしました。
 
そして最後に、今回のコンテストの流れを説明。企画審査に通過すれば、「金風舎レーベルで出版が可能」「著者は費用負担なしで出版できる(PODは別費用)」という点もきちんとご説明しました。
 

◆19:05~ 第2部 「著者発掘コンテスト」プレゼン大会

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第1部の講演が終わり、いよいよ参加者からのプレゼンへ。
第1回では7名のみなさまがエントリー。全員が事前審査に通過され、当日に5分間のプレゼンをしていただきました。
 
ちなみに事前審査は、Facebookページなどに記載の【応募要件】に沿っているかどうかの審査です。
とくに文芸やラノペ、創作作品は募集していないので、その点の確認ですね。これは第2回目以降も同様です。
また、審査のために企画書をご自身で作っていただくのですが、当然ながら「企画書なんて作ったことない!」という方ばかりなので、【作成準備シート】も事前にご提供しました。第2回目からは開催月の前に行う「企画会議」でサポートさせていただきます。
 
5分間のプレゼンでは、
①自己紹介
②企画を考えた経緯
③企画内容
の3点をお話しいただきます。驚いたのは、スライドをご自身で用意された方が数名いらっしゃったこと。わざわざご準備いただいた姿勢に胸が熱くなりました。どうしても時間オーバーされる方が出てくるため、時間の計測もしています。
 

◆プレゼン後→審査員による質疑応答→審査

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プレゼンの後は、いよいよ企画審査です。第1回目は、コンテストに共催いただいた金風舎・香月社長に審査員をお願いしました。金風舎はボーン・デジタルの電子書籍を扱うレーベルであり、多くの部門上位にランキングされる良書を発刊しています。
審査の前に質疑応答を交わして、いよいよ審査に。「○」「△」「×」の札を挙げ、お一人ずつ審査をさせていただきました。「○」であれば企画通過=出版となります。
 

◆2名が審査通過、出版に向けて現在進行中!

全員がプレゼンを終えて、最後に金風舎・香月社長から講評が。お話しいただく時間はわずかだったのですが、貴重な情報ばかりでみなさんメモを取っていました。結果としては、2名が審査通過となり出版が決定!ほかのみなさまも、後日に企画の再提出が可能という旨をお伝えさせていただきました。
 
それから2カ月が経った現在(2016年1月)は、というと
 ・5名が企画書を再提出
 ・うち1名が出版に向けた情報発信を開始
 ・うち2名が原稿執筆を開始
という状況で進行。A4数ページの企画書が一つのコンテンツとなり、まもなく本という形で発信されようとしています。

 

◆そもそも、なぜコンテストを企画したのか。

著者発掘コンテストは「100年後の未来に、リアルな現代を伝えること」をミッションとしています。
リアルな現代ですから、出版するために数百万円もの費用を投じる人だけが著者になることは避けたい。
境遇にとらわれず、誰もが持つコンテンツの原石を磨き上げ、本としてリアルな一つのものを作りたい。それを実現しようと私はこれまで様々取り組んできました。
 
だからといって、なんでも出版するという訳にはいかない。読者や社会、さらには著者自身にとって価値のある本を作らなければ、意味がありません。だからコンテスト形式での著者発掘アクションを考えたのです。
 
多くの著者は「本を出版する」ことをゴールとしますが、本来はそうであるべきではない。
私はどこまでも著者と二人三脚になり、本をフル活用できるビジネス展開を一緒に考えていく所存です。
 

第2回 電子で出版!著者発掘コンテスト(共催:金風舎)
2016年3月5日(土)、大阪にて開催

https://www.facebook.com/events/602657983206299/

 

次の企画会議は2月20日(土)↓

https://www.facebook.com/events/1508479479457756/