『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

ターゲットを絞り込んだ「記事×FB広告」は効用あり

著者発掘コンテストについては、ちょうど開催1か月前の10月20日から告知・展開を行いました。
それほど費用をかけられない分、
①ブログ記事を毎日書き、更新する
②アップした記事のURLを貼り付け、リンクさせてFacebookページに投稿
Facebookページを個人アカウントでフォロー
Facebookページおよび個人アカウントをTwitterと連携させ同時投稿
という形で、毎日コツコツやってきました。
 
で、②のうち最初に書いた告知のブログ記事をリンクさせたFB投稿を広告に設定して展開した訳ですが、
以前に書いたブログ記事の通り、反応がかんばしくなかったんです。
で、いよいよ開催日が近づいてきたということで、今週前半には、これまでと違うターゲット層に対して、
2日間限定で、FB広告を行いました。こちらの結果が出たので、記しておきます。

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◆学生向け記事×応援コメント入り投稿の広告に設定

 
わざわざ記事にしたのは、投稿へのエンゲージメント効率が良かったからです。
先週までの2週間あまりはイベント告知を広告設定していたんですが、エンゲージメントは全期間でわずか7のみ。
 
これはFacebookページの投稿に対するエンゲージメントなので、私個人の友人は「シェアした私の投稿」にアクションをしてくれたようです。
冒頭の通り、毎日のようにブログ記事をアップすると、「あいつ、毎日やってるな」「がんばってな」と応援いただけるのは嬉しいんです。でも、狙いは自分がまだ知らない相手へのアプローチなので、Facebookページへ投稿していたんですね。でも、思うようにアプローチしないので、少し考えてみました。
 
それが、学生への展開です。電子出版の親和性、メリットを考えると、学生は比較的多くの恩恵を享受していただけそうなので、学生向けの記事を書き、それをFB広告に設定しました。ターゲット設定として、「地域」は従来通りにし、ほかは下記の通り変更しました。
趣味・関心: 出版、大学、Amazon Kindle、大学院生、社長ブランディング、起業または就職活動
年齢: 18歳〜25歳
期間は2日のみということで、最適化CPMで任せました。
そうして2日後。
リーチ数はわずか181でしたが、エンゲージメントは8。嬉しかったのは、見ず知らずの人が「いいね!」をポチってくれた通知が来ることで、目論んだ通りになりました。この効率の良さは、ターゲットを絞り込んだということももちろんですが、おそらく若い世代を対象としたこと、リンクしたブログ記事もエッジが効いていたこと、共感しやすいコメントを添えて投稿したことなどが考えられるところです。これが上手に相乗効果を生んで、効用があったと捉えています。
 

◆本も、ブログも、広告も。エッジを効かせることが大事!

私は常々、出版企画書をつくる著者に「ターゲットを絞り込んで、エッジの効いたテーマにしましょう」とお話するのですが、これはやはりブログでも、FB広告でも同様のようです。流れる情報が目に止まり、わざわざアクションを起こさせるのはよほどのことで、発信する側もそこを十分理解しておくべきでしょう。
 
個々のアプローチはMessengerやLINE、メールが優先されるところでしょうから、ブログやFB広告については、「100人中で1~2人に届ける」くらいの感覚で、ツールや設定に頼らず、自分で手法を考えるべきですね。こうした点も今回学んだことであり、今後に生かしていきたいと思っています。
 
コンテストでは前半に事業説明もやりますので、聴講だけでもぜひどうぞ。