『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

【電子書籍活用術】事業スタート前に、想いを綴った本を出す

自分が立ち上げた事業を成功させるためには、お客さまを含む「協力者」の存在が不可欠です。
 
では、見ず知らずの方に協力者となっていただくためにはどうするか。
考えば想像がつくと思うのですが、最低限必要なのは「事業の中身」と「メリット」についての情報です。ただ、それだけでは心を動かすことができないので、前に記事で書いた通り、「想い」を綴ることが大事なんですね。
 
私としては、こうしたことを知識としてずいぶん前から知っていましたが、
いざ実行すると「いかに伝えることが難しいか」がわかりました。
そして、この伝えるという行為にとって、電子書籍は有用なツールであることにも気づくことができたのです。

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電子書籍は、「最も短時間で、かつ安定して情熱が伝えられる」ツール

自身の事業を伝えるシーンは、さまざまあります。とっさに思いつくだけでも、
  ・多数の方が集まる会でのあいさつやプレゼン
  ・知リ合いが中心のグループで、初めての方をご紹介いただく
  ・一対一でお食事やお茶をしながらの懇談
などが浮かんでくるところです。
 
これらにほぼ共通するのが、「自分のことを話す時間が、自分で決められない」ということ。
 
自分なりに、話すべき事はたくさんあります。ただ、すべて話すと相当時間がかかるため、どうしても慌てて説明することになります。
さらに、話す時のテンションや使う言葉は、その時の体調や気分で大きく変わるもの。「常に情熱をもって」が理想ですが、人間ゆえ安定が難しいのです。
 
ここで注目したいのが、電子書籍です。「この事業をやろう」と決意した経緯にはじまり、準備中の苦労や葛藤、そして事業化にめどがつけば事業の中身が書けると思います。これらを時系列で追うだけでも、十分に本になります。また、一度文章にしておけば、上記に挙げた時間や想いの熱さ、安定感が増すと思うのです。
 
もし相手に時間がなくても、URLを貼り付けてSNSやメールで送ることができる。
もし自分がプレゼンやあいさつに失敗したとしても、電子書籍に熱烈たる文章があれば、人の心を動かすことはできる。
もし相手や自分が慌てていたとしても、あとでゆっくり読み返し、さらに理解を深めることができる。
 
だから、「事業が成功してから」なんて悠長なことは言わず、想いを綴った本をスタート前に出してしまうのです。
 

事業家として、著者として、ファンを獲得する

Amazonユーザーなら知っていると思いますが、本を一度購入すると、同じ著者の発刊情報を知らせるメールが届くようになります。
日本でもずいぶん前からメールマガジンというものが存在しますが、Amazonで本を売っていれば、(本に関する情報に限定されるが)わざわざ企業がシステムを組まなくても、定期的に著者名が入ったメールが配信されるのです。
 
つまり、一度読者になっていただいた方は、その瞬間から事業家かつ著者のファンとなるのです。これって、結構つかえそうじゃないですか。
さらに言うならば、事業の発展に沿って折々に電子出版を重ねれば、読者は「自分も一員としてこの著者を育てた」との認識が生まれ、自然と協力者になっていただけるものではないかと。
 
本一冊分の原稿を書くのは大変ですが、ぜひチャレンジしていただければと思います。
 
 
 
 
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