『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

社長さん、経営理念よりも「お客様への約束」でいいのでは?

年に数回程度ですが、たまに私は「なんか、エエ感じの経営理念かんがえてよ」ってオーダーを経営者さんからいただきます。
 
大抵は企業概要をまとめたリーフレットやwebサイトの制作時に、制作会社から掲載の提案があって、
「そうやな、どうしようかな?」と考えた挙句にお声がけをいただくようです。そんな時には、いつも
「社長、経営理念も良いですけど、それより『お客様への約束』にしませんか?」
と返答し検討いただいています。
 

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◆経営理念?ビジョン?コンセプト?

大手企業さんのサイトを見ると、「経営理念」はもとより「ビジョン」「コンセプト」などいろんなフレーズが並んでいます。厳密には
経営理念=事業がどうであれ企業として不変の考え方
ビジョン=事業や企業の将来像と目標
コンセプト=個々の事項また事業に対する考え方、テーマ
※あくまで個人的な意見です
と意味合いが異なりますが、ごく一般的な目線では「ほとんど同じ」に映ります。
 
先に挙げた通り、経営理念は「企業として不変の考え方」です。ほとんどは創業時でしょうが、経営者さんがキチンと襟を正して考えるべきものなんですね。だから私は、(経営者さんご自身に考えていただけるように)経営理念の提案はなるべく避けています。
 

◆「お客様への約束」から見えてくるもの

代わって、お客様の約束について解説を。いわゆるポリシーってやつですね。
この部分は、多少なりとも仕事をスタートさせていれば、何かしらあるものです。例えば、
「なによりも品質を重視する」
「絶対に納期を守る」

 

などでしょうか。
これらを聞き出して、あとは私が類似するものをまとめ、リズム感を考えて箇条書きにして仕上げています。
 
さて、「お客様との約束」を作成する上では、経営者さんの「信念」や「大事にしている視点」を聞き出す必要があります。実はここがポイントで、ここからじっくり考えを広げていくと「経営理念」が何かが見えてくる。そう考えています。
 
末筆ながら、私の「お客様への約束」も綴っておきます。
 

◆書籍ライター・編集者 小田宏一の「お客様への約束」

  1. 「できる!」と信じる仕事のみ、お引き受けます。
  2. 「あの人の方がいい!」と思った案件は、迷わず適任者をご紹介します。
  3. 「なるほど!」と納得いただけるまで、キチンと説明をします。
  4. 「さすがやね!」と感心いただけるよう、日々技術を磨きます。
  5. 「出会えてよかった!」と言ってもらえるよう、全力で仕事をします。

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