ライフワークによる未来への貢献
前回記事では、思いの丈を綴ろうと常体で書きましたが、
今回は考えもまとまってきたので、いつも通り敬体/改行入れ形式で書く事にします。
私がライフワークとしてこれから本格展開する『書籍執筆サポートサービス』は、
「自力で書籍の原稿を書きたい!」
という人を後押しするものです。
これは、「一人でも多くの人が、『本』を出して欲しい」という想いを形にしたものです。
過去、そして現在も、出版にはお金が必要です。
それはビジネスゆえに仕方がないところであり、私もその恩恵を受けているため
意見する事もないし、その立場にもありません。
ただ、気になってしまうのは、
「(出版する)お金がある人だけが、本を世に送り出せる」という事。
本は、未来において史料となり得るものです。
そうなれば21世紀時点の正史は、いわゆるお金持ちのみの視点で捉えた事象、論理が
反映されてしまうのではないか。そういう危惧を持っています。
私は仕事がら、これまで様々な人から話を聞いてきました。
その多くは本など出していない、出す余裕もない人たち。
しかしながら、その生き様、苦境を乗り越えてきた姿に感動を覚えたことは
一つや二つではありません。
これを伝えたい。そんな想いが沸き起こっても、私自身は無力であり、どうすることもできない。
葛藤を繰り返しました。
そして、諦め忘れていた頃になって、私はフリーランスとなったのでした。
一人になって、自己が生きる存在を見つめ直しながら働いて、
見えてきたのが、このライフワークでした。
話を戻しますが、先の通り、本は未来において、
過去を知る大切な史料です。
そんな発想も、文化人類学の研究者を取材して学んだのですが、
自身がそれほど貴重な仕事(=本作り)に携わっているとは思いませんでした。
で、あるならば、
自身の能力を生かして、未来に貢献しよう。そう考えて、行動した結果、
私が書くこのブログ、そして今回のライフワークに辿り着いたのです。
この仕事は一代限りかも知れませんが、
20世紀後半~21世紀初頭を生きる日本人の姿を
より正確に後世へ伝えていく。そのお手伝いができればと思います。
たった一人のアクションは微力かも知れませんが、
この活動により100年、200年後の研究者が救われ、
未来に生きる誰かに役立つだろうという事を信じながら、展開していこうと思います。