『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『Amazon Kindle 執筆術』出版しました!

 
平素は、他の著者と「二人三脚で本を出版する」のが私の仕事であり、半年前には、自分が出版するということなど想像もしていませんでした。こうした縁を作ってくださった大橋悦夫さん、出版を大きく後押ししてくださった株式会社デジカルの香月登社長様に心から感謝申し上げます。
 
今後ブログでは、本に書ききれなかったこと、出版後に学んだノウハウ、いただいたご質問の回答などを綴りながら、フォローアップをさせていただこうと考えています。
どうか応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 

 

◆ビジネス書の執筆に関する教科書

 
Amazonの内容紹介でも書かせていただいていますが、この本は、ビジネス書の執筆に関するノウハウ具体的な進行手順を綴っています。
 
私は書籍編集の立場で、著者と一緒になって本を作ってきました。
その際の業務内容とは、いわゆる文章術やテクニックを教えることではありません。「何から作業すればいいか」「どういった構成で、結論まで書けばいいのか」といった疑問に答えながら、構成・章立てを決める。原稿の締切を設定し、執筆する著者とコミュニケーションを図りながら、進行を管理する
もちろん原稿に対してアドバイスをすることはありますが、過度に行えば書き手の持ち味が消えてしまうので、私はあえて最小限にとどめています。
 
こうした一連の作業に価値があるからこそ、私のもとに仕事の依頼がやってくる。
だったら、そんな価値あるノウハウをもとに、「著者がひとりで原稿を書き上げる」ための本をつくろうと思ったのが、出版の経緯です。
 
つまり、この本を読みながら原稿を書いていくことで、「出版するための原稿」が完成するのです。
 

◆誰もが著者になれる可能性を秘めたKindle出版

 
多くの方がご存じだと思いますが、従来通りの出版はお金がかかります。
それでも私は、出版をして大きな成果を得られた著者を数多く知っているので、
経験に基づいた事実をお話し、全力で取り組んでいる訳です。
 
ただ一方では、著者になるには一定のハードルがあり、「誰もが著者になれる」とは言えません。だからこそステータスになり、大きな成果があるとも思っています。
 
そうした状況に一石を投じたのが、Kindleの日本上陸でした。
 
Kindle出版は、従来生じていた印刷・流通・書店販売のコストが省かれ、トータルコストも大きく抑えることができます。その分、著者が努力することも増えますが、誰もが著者になれる可能性がここにきて生まれてきたといえるでしょう。
 
加えて私は、以前から「一人でも多くの方に原稿を書いてもらいたい」との想いを持ってきました。市井に生きる人の話を、後世も含め、誰かのために残しゆく仕事がしたいと常々思い、フリーランスとして活動しはじめた経緯があります。
 
誰かが必死でやっていることは、きっと社会にいる他の誰かにとって有益である。
その情報発信のために、どうするべきか。
それを考え、形にしたのが今回の本です。
どうか本書をご活用いただき、一人でも多くの著者が生まれることを心から願っています。