『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『フリーランスに休日はない』ことの妥当性

NEXCO東日本・中日本・西日本、JB本四高速、日本道路交通情報センターが
今年7月に発表した渋滞予測を見ると、
昨日あたりからお盆休みを取っている企業が多いようですね。
業種によっては、お盆休みのピーク期を避けて設定する、社員が交代で休暇を取るなど
分散化は少しずつ進んでいるようです。
 
さて、フリーランスはというと、
仕事があれば、休日返上で働くことになります。
仕事がなければ、期間に関わらず休日となります。
そんな形態であることは、十分理解しているはずなのに、
つい仕事が混み合うと、会社員と比べて「休日がない」と嘆いてしまう。
私自身も、そんな一人でした。

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■『休日がない』ことが常識だった時代

話は変わりますが、最近は60~70代のインタビュー取材が多くありました。
興味深いと思ったのは、仕事をするスタイル。
いずれのインタビュイーも家業を継いだ経営者でしたが、
皆が共通して「盆暮れ正月以外は休みなどなかった」とのコメントがありました。
 
私はこの時代に生きていませんが、
「雇われる」という形の労働者を除いては、『休日がない』というのが常識だったのではないか。
そう推測しています。
もちろん、体や心を休めることは、時代に関わらず必要ですから、
合間に休憩をはさんだり、公私混同でイベントを楽しんだりしていたことでしょう。
細かにインタビューしていくと、そんな話もいくつか拾うことができましたから。
 
現代のフリーランスにも共通しますが、仕事よりも優先するべき予定がなければ、
目の前にある仕事を順次片付けていくというのは、自然の流れですよね。
私も同じです。
ただ、世間的には『休日を取る』ことが常識になっている。
だから、そんな常識と自身の行動を比較し、検証するんだと思いました。
 
 

■自己都合で休日を設定できるんだから・・・

 
うちの場合は、妻が会社員なので、
「土日は、家族でお出かけ~」ということが多くあります。
そんなタイミングで仕事が詰まっていると、
「会社員は、休日も確保されて、給与もあって、いいよな~」と思うこともある訳です。
でも、フリーランスは自己都合で休日を設定できるんだから、
逆にうらやましいと思われているんだと、自分なりに理解しています。
 
そもそも私は、体力面、精神面とも強い方ではなく、
5日間がっちり働く→2日休む
というスタイルでは、体が持たないと感じていました。
正直言って、その辺もフリーランスを選択したひとつの理由です。
3時間集中して書く→30分休憩する
くらいで、ちょうど良いのです。
 
だから、表題の『フリーランスに休日はない』ということは妥当だと考えています。
むしろ仕事をいただけることに感謝しなければ。そう思う日々です。
そんなこんなで、フリーランス5年目の私には、今年も「一般的なお盆休み」は取らず、
ちょこちょこと家族を連れ出しては、思い出作りに汗を流しています。
これを子どもが理解してくれるかどうか・・・少し将来が不安ですが。