『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

連休?周りは働いているんだが。

メッセージ性を強めるため、テイストを変えて書くことにする。
 
大型連休中の今日もそうだが、いわゆる「世間的に休日がつづく期間」には、
おれだけ仕事なんだよ・・・
世間は休みでいいよなー
的な投稿が私のTL上にズラリと並ぶ。
 
もちろん自分も仕事をしているので、気持ちはよく理解できる。
自分の投稿も、つい最近までは上記と同じような内容だった。
 
でも、一喜一憂するのは辞めた。
冷静に見ると、真実が異なるからだ。私の周りには、圧倒的に働いている人が多いのだ。

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◆「実測しない大多数の人」の存在

 
私の周りには、会社経営者や個人事業主、フリーターなど様々な働き方をする人がいる。
世間では大型連休、ゴールデンウィークと呼ばれる今日も、
休んでいるのは段ボール工場の管理職、学校の先生をやっている先輩たちくらい。
いくつもの仕事を掛け持つフリーターの友人、
何十人もの従業員を雇う経営者の同期、
日に何時間も立ち続けるマッサージ師の親友
などは、普段以上に忙しく働いている。
 
人数でも「世間でいう休日」には、働いている人の方が圧倒的に多いのだ。
 
これが世間と同じ尺度とはいわない。そんな事は調べていないからだ。
でも、こうしたことも事実である。
 
さて、世間話もニュース報道も、ある程度の尺度が必要だ。
大型連休=会社は休み=行楽へ出かける=渋滞するということで、
昨日、また6日のトップニュースは渋滞に関する情報になるだろう。
いい言葉が見つからないが、「実測しない大多数の人」の存在を前提に、予測したり、話題を生み出したりする必要がある仕事ということもあるのだ。
 
これを正しいとか、間違っているとか、どうのこうの言うつもりはない。
ただ、それを真正面から受けとめて、自分と比べ、一喜一憂することはつまらない。そう思う。
 
 

◆キレイごとばかりでは働けない

 
自分も少しばかりは影響を受けるので、あまり強くは言えないのだが、「誰かが作り上げた休みのイメージ」や「無理をせず自分のペースで働くようなスタイル」に自分をあてはめる必要はない。
 
一面だけを見れば優雅な生活を送っている人も、人生のどこかでは寝る間もなく働いていた。
社会的にも高い地位の人が、休日を楽しむ暇もなく事務所でパソコンに向かっている。
何ヶ月も働かない生活を送っていても、年に数カ月だけは命を削って働く期間がある。
 
など、ワークスタイルはさまざまであり、みんな真実である。
資産があったり、保護されて生きていけたりという人もごく一部いるだろうが、
多くの人は、現実を直視しながら全力で生きている。
キレイごとばかりでは働けない。だから、理想ばかりを追っても仕方ないのだ。
 
 
さあ、私自身も今日書き上げるべき原稿が待っている。
合間を縫って、家族へのサービスもしなければならない。それが我が人生。
ただ前を見つめ、働くのみである。