『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

営業時、専門性に加えて相手に話す1つのこと。

フリーライターとしては4年目の私ですが、
ありがたいことに、ここ1年半ほどは絶え間なく仕事が入っています。
 
とはいえ「いつ仕事が消滅してもおかしくない」のがフリーランスですから、
定量的に新規問い合わせへ対応したり、営業を仕掛ける必要があります。
 
そんな時、相手に話すことを書いておきます。

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◆「専門性」を幾つもアピールするデメリット

 
これは私自身の失敗談ですが、
初めての相手へ営業する時には、「私はコレとアレ、そしてソレに関しては得意です」なんて
自分の専門性を幾つも挙げてアピールしていました。
 
これは相手と何の分野でマッチするか、どんな仕事があるかを知らないため、
こちらとしては可能性を広げるため、できることを幾つも挙げていくものです。
 
それが正しいやり方だと信じてやまなかったのですが、
ある日、自分のもとを訪れた経験浅きライターさんが自分と同じようにアピールされていて、
アッと初めて気づいた訳です。
 
アレもできる、コレもできるっていう専門分野をいくつも挙げてしまうと、
「この人は何の分野に強いか」という印象が薄れるんですね。
さらには広く浅く理解しているような誤解を招く可能性もあり、あまり得策とはいえません。
 
私は気づくのが随分遅くなってからだったので、
振り返る度に、もったいなかったなと思ってしまいます。
 
 

◆幾つも挙げるなら「自分の使い方」を

 
最近の私がやっているのは、自分の使い方を説明することです。
 
「こんな仕事なら、こういう風に動けますよ」
「ああいった仕事はこんな特徴があるので、私ならこうやりますね」
「私はこんなことができますから、せっかくですしこう進めましょう」
 
そんな話を幾つも挙げることで、相手の頭には「仕事を依頼し進行するイメージ」が
ごく自然に浮かんでくることでしょう。
 
こうした記憶は、ふとした瞬間に思い出していただけるようで、
初対面でお話してから半年、1年と経過してから声がかかることが
これまで何度もありました。これも自信の実体験からですが、効果ありと判断しています。
 
出来ないことを虚飾したり、背伸びをすることはNG。
 
あくまで自分の能力を正確に把握した上で、
相手の状況や仕事の進め方、求めているニーズをよく分析し、
自分とマッチする点を見出してから会うようにしたいですね。
 
そんな事を考えつつ、明日も新たな相手とお話してきます。
 
―残り6年と172日―