『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

書籍には、校正士が必要だと思う

仕事上の失敗談はあまり多く語れませんが、
たった1文字のミスというものは、どんなに神経を集中させても、100%防ぐことができません。
とはいえ、いざ自分が失敗をするとなかなか気分も晴れず、長く引きずってしまいがちです。
 
自己反省や弁解はともかく、
書籍発刊の作業工程において「校正士は必要だな」と最近は実感しています。

 

業界紙や雑誌、web制作会社等では、編集(ディレクション担当者)または書き手自身が
一旦書き上げた文章を読んで、誤字や表現用法の妥当性をチェックします。
つまり、校正作業ですね。
 
私もこのやり方でこの10年は仕事をしてきましたし、
書籍も同じ延長線上くらいの気持ちでコツコツ作業してきました。
ただ、長文であったり、定型とは異なるページネーションの原稿に関して
「校正士に任せた方が良い」と思いました。
 
あくまでビジネスの話ですから、費用対効果的な視点になってしまいますが、
第三者であり、校正のプロへ作業委託をすることで、
主目的である「高精度の校正作業」を成し遂げられるだけでなく、
自分への気づき、文章執筆の技量向上にもつながるのではないかと。
 
もちろん相応の費用が発生しますから、
版元からの依頼案件等では校正士への作業委託は実現できないでしょう。
ただ、自己の事業としての出版案件、原稿作成案件では
クライアントに提案しつつ、今後やってみたいと考えています。
 
普段のブログ記事とは書き方が異なりますが、思いの丈を綴ってみました。