『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

執筆集中期間に『削るべき時間』と『削ってはいけない時間』

もうすぐ次の連載記事を入稿するタイミングなので、
頭の中をブラッシュアップするつもりで綴ります。
 
私は物書きなので、原稿を執筆することは日常的な作業です。
でも、納期が迫れば有無を言わず執筆に集中することになるので、
普段通りの生活リズムを見直す必要が生じます。
 
集中期間というだけあって、あまり原稿以外の物事を考える時間は確保できませんから、
『削るべき時間』『削ってはいけない時間』を、それ以外の期間に考え心がけておくことが大事でしょう。

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◆あとから考えて「失敗した・・・」となるのが削るべき時間

 
当たり前過ぎる見出しですが、
自分が「これ、今やるんじゃなかった」「失敗した」と思うことが、まず削るべき時間です。
少し自分の行動を振り返ってみると
・考え事をしながらネットサーフィンして、気づけば1時間経っていた
・ちょっと休憩と思っておやつを食べ、後の眠気に90分ほど苦しむ
スマホを見つめ、ソファで一息ついて30分経過
・「せっかくの食事だから、ええ感じのお店へ」と検索に40分
・寝てる場合じゃないと、眠気を覚ますためにうごめく120分
ザッと5分ほど考えて5点。これだけで5時間以上を費やしています。最悪ですね。
 
これが削るべき時間。
・生活上、毎日必須ではない作業
・執筆のストレスから解放されようと費やす時間
の2点でしょうか。ただ、これらをすべて制限すると窮屈なので、
制限時間を設けつつ、気晴らし程度でやることかと。
アンドロイドに替えてからはやっていませんが、iPhone時代はタイマーをセットして「15分制限」をやっていました。
また、スケジュールを立てるのも15分単位で行っています。
 
 

◆執筆を加速させることは、制限してはいけない

 
容易に削れそうでも、『削ってはいけない時間』というものがあります。
すぐに思いつくのは、睡眠時間。
平気で「明日の朝までに必要なんです~」と深夜作業を促す編集さんもいますが、
鵜呑みにすると体を壊します。何より、そうならないように自己管理することが必須ですね。
 
あとは、ストレッチをする時間。
私は腰や肩がこりやすいので、90分ごとにストレッチをするよう心がけています。
(集中しはじめると、忘れてしまいますが)
 
もう一つ、「冷静に物事を考える時間」です。
書き慣れているので、キーボードを打ちながら、アレやコレやと考えることは
普通に出来ていますが、じっくり物事を考える時間が、私には1日2回は必要です。
 
まずは朝に、「今日1日に為すべきこと」を思い浮かべ、整理します。
会社員の方なら朝礼をされていますが、私はフリーなのでこういう感じで確認するんですね。
 
あとは、夕食前。
「今日中に何をやっておくべきか」と「明日はどんな予定か」を再確認します。
子育て中の身ですから、夫婦間でスケジュールを把握しておくことが大事です。
あわせて、中長期的なプランとそのその進捗を確認、また反省して
明日からの予定を組み直すこともあります。
これも、会社員の方が業務日報を出すような感じですよね。
(会社員時代、私はこれが一番苦手でした・・・)
 
ほか、もう少し考えてみて連載記事に取りかかりたいと思いますが、
効率良く時間を管理することが、とくに長期間に及ぶ長文執筆には必要でしょうね。