『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『ライター、向いてます?』→適職診断したらどうかな。

つい先日のこと。
表題とは少し違いますが、「自分がやりたい仕事」について悩む後輩から、
1時間半ほど、じっくり話を聞きました。
 
私もそれなりに苦労してきたので、
年長者的な経験話もたくさんしましたが、
結局は、個人で違う部分も多いので『適職診断』という方法を教えてきました。

 

2000年代前半の就職氷河期を経験した私たち世代にとっては、
「ああ、アレね」的なツールですが、
割と知らない人も多いので、書いておこうかと。

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◆向き/不向き、データに判断を委ねては?

 
ライターの話に戻しますが、
私もたまに「ライターになりたい」という方とお話をします。
一昔前には大勢いらっしゃったであろうライターも、
最近の20代は、ライターのデメリットというかリスク部分をよく知っていて、
あまり志望者がいません。
むしろ、「フリーランス」「自営」「起業」という角度での相談が多いです。
 
さて、「△△になりたい」という方には、自分の経験談や考えをお話しますが、
△△に向いてますか」と聞かれれば、『適職診断』をお薦めします。
どんな職種でも同じですが、向き/不向きを決める要素は
一つや二つにとどまりません。
正確さを求めるなら、データに基づき総合的に判断するのが一番だと思うのです。
(宣伝する気はないので、データ詳細やURLはご自身で検索を!)
 
ちなみに私も学生時代、就活で不採用がつづき「自分がやりたい仕事」について
悩みました。
何度も不採用になると、もう「なんでもいい!」ってなるもんです。
だから、客観的に「自分に適した仕事」というものが知りたくて、
いろんなサイトを比較した上でR-CAPという診断を受けました。
もう10年も前の話です。
 
その時の適職ナンバー1は「新聞記者」だったのですが、
あの当時もマスコミ就職は、
ダブルスクールに通うか、就職浪人をして臨むことが常識でしたので、
一旦はあきらめました。
でも、社会に出てから出版社に転職し、
業界紙ながら「新聞記者」として楽しく働けましたから、
きっと自分には適した職業だったんだと評価しています。
 
本当にその職業を志すなら、先人の話をたくさん聞いておくべきでしょう。
しかし、その合間にでも「客観的に判断する」ためのアクションをとっておくと、
結果によっては自分の想いを大きく後押しするものになり得ます。
 
 

◆決断は一人。だが独りよがりではいけない。

 
仕事だけでなく、私は何をするにも「独りよがり」にならないよう
できる限りたくさんの人に相談をし、話を聞いてもらったり、アドバイスを受けたりします。
そして、類似する事例のデータや過去の実績についても調べます。
これは、自分の生きてきた過去において数々の反省があるからです。(苦笑)
 
最後に決めるのは自分だということは、よくわかります。
でも、決めるまでの余地には
判断を左右する、あらゆる材料を用意し分析した分だけ
成功する可能性も大きくなると信じています。
 
いっぱい動いて、学んで、考えて、そして決断する。
自分は33歳でこれらの重要さに気づいた訳ですが、同じ過ちをしないよう
年下の後輩たちには、口酸っぱく言っていこうと思います。
 
―残り6年と348日―