『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

プロライターは、クラウドソーシングに登録すべきか?(2013/09時点)

みなさんは、クラウドソーシングってご存じですよね。
つい先日の炎上騒ぎもあって、ずいぶん知られるところになりました。
 
私はもっと早くに、この記事を書きたかったのですが、
その矢先に炎上騒ぎが発生したので、沈静化するまで待っていました。
 
「プロライターは、クラウドソーシングに登録すべきか」という話です。

 

 

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(クラウドソーシングの代表的な両サイト。上がランサーズ、下がクラウドワークス。)

 

◆登録の手間に見合う仕事があるか

 
書いてご飯を食べる職業ライター、今回はわかりやすくプロライターと表記します。
 
さて、プロライターは時間を切り売りして生活していますから、
「わざわざサイトへ登録したのに、見合うだけのメリットがない!」
というのは避けたいですよね。
どんなもんなのか、みなさんに代わって私が確認してみました。
 
まずは仕事の内容。ライターに限っての仕事となれば、
  • お店や商品、サービスのクチコミや感想(1本数十円~)
  • 特定のテーマに関するコラム・ブログ記事(1本数百円~数千円)
  • やや専門的な内容の記事、webライティング(1本数千円~)
と、内容も単価もさまざま。
まあ、ライターを長くやっていれば気づきますが、
こうした仕事って、SOHOや在宅ワークが流行った
数年前から、ネット上ではよく見かける内容ですよね。

単価は上記の通りですが、割と作業ごとに相場が定着してきたのか、
発注者が違っても、大体は横一線という感じです。
あえて違う点を挙げるならば、
数千円~数万円といった専門的な原稿執筆の仕事が、少なからずあるということ。
もちろん、大半は数十円~数百円の仕事。大体7割くらいという印象ですね。
 
クラウドソーシングって、ごく最近知られるようになった新しい言葉って
勝手にイメージしていますが、
ライターの仕事に関しては、それほど目新しさはありません。
 
あと、炎上の元になったランサーズとクラウドワークスの違いですが、
現時点では、似たり寄ったりだと思いました。
登録して日が浅い人間の、個人的な所感ですが。
ただ、もう少し両サイトを利用するユーザーが増えてくると、
仕事内容、ジャンルに差が出てくるのかも知れません。
 
 
 

◆新規開拓するなら、登録すべし。

 
さて、私としては両方のサイトに登録を済ませました。
現状は長期案件も含め、日々複数の仕事をこなしていますが、
手間をかけても、登録しておこうと思ったからです。
 
その理由は、新規開拓。
私は定期的に営業へ回るのですが、
相変わらず「クライアント」と「ライター」がマッチングできる場は少なく
やはりこうしたサイトのお世話にならないと、難しいからです。
 
とくに最近、ご相談が多い
  • 小規模のweb制作会社
  • 一般企業の広報担当者
などは、やっぱりライターと知り合う機会もないと思います。

私は、こうしたクライアントさんとの取引が
将来的には重要になると考えているので、これまで営業にも回ってきました。
そして、ちょうど今はクラウドソーシングっていうものが流行しているのもあって、
新しいクライアントとの出会いがあるかな、と期待もしています。
 
レビューはいずれ、きちんと検証ができた頃に書きたいと思いますが、
まずは登録しておいて損はないと、私は思っています。
 
-残り7年と24日-