責任感をお金に変える!
平原に集まってきた全員が、ヨーイドンでいっせいに地面を掘り出す。僕も平原に駆けつけてきたひとりだった。仲間をつくって一緒に掘る人たちもいれば、たったひとり、穴場狙いで孤独に作業する人たちもいた。(中略)しかし掘っても何も成果が出せず、生活に困る人たちが出てきた。ひとりぼっちで孤立してしまう者も少なくなかった。僕は彼らの姿を見ていると、とてもつらくなる。仲間を探せばいいのに、と思う。
これは佐々木俊尚氏「レイヤー化する世界」の一文です。
一度読んだ方なら、「ああ、これはあの部分だな」と察しがつく場所でしょう。
一度読んだ方なら、「ああ、これはあの部分だな」と察しがつく場所でしょう。
この引用が、実は今回の結論づけとも深く関係しています。
レイヤー化する世界―テクノロジーとの共犯関係が始まる (NHK出版新書 410)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2013/06/05
- メディア: 新書
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◆責任感から、仕事を選ぶ
私はフリーランスのライターです。
名前の通り、組織に属さないライターであり、
仕事をするにも、常に1人プレーです。
ライターの中には、
特定の編集プロダクションや出版社に属する方も多くいらっしゃいます。
私もそうした選択肢がありましたが、結局は自分の意志で1人プレーを選びました。
冒頭の引用に当てはめるならば、
社会という平原で、孤独に作業をする人の1人です。
名前の通り、組織に属さないライターであり、
仕事をするにも、常に1人プレーです。
ライターの中には、
特定の編集プロダクションや出版社に属する方も多くいらっしゃいます。
私もそうした選択肢がありましたが、結局は自分の意志で1人プレーを選びました。
冒頭の引用に当てはめるならば、
社会という平原で、孤独に作業をする人の1人です。
1人プレーで仕事をすると、得る報酬とともに責任も1人で背負うことに。
失敗すれば、次の仕事がなくなってしまいますから、
どうしても「自分ができる仕事」のみを選ぶことになります。
請け負った仕事をきちんと納品する。
そして、
ヘンな背伸びをして、相手に迷惑をかけない。
チャレンジ精神を振りかざせば、多少の失敗が許されるような
生半可な世界ではありませんから、
自分が「仕事をやる」と決めて、納品するという責任感が大事であり、
その積み重ねが、取引先への信頼につながると考えています。
失敗すれば、次の仕事がなくなってしまいますから、
どうしても「自分ができる仕事」のみを選ぶことになります。
請け負った仕事をきちんと納品する。
そして、
ヘンな背伸びをして、相手に迷惑をかけない。
チャレンジ精神を振りかざせば、多少の失敗が許されるような
生半可な世界ではありませんから、
自分が「仕事をやる」と決めて、納品するという責任感が大事であり、
その積み重ねが、取引先への信頼につながると考えています。
◆「仲間の協力」で、受注できる分野が広がるかも!?
そんなスタンスでやってきたんですが、
ちょうど昨日、ある新規案件の相談が舞い込んできました。
詳細は書けませんが、専門分野の広報誌です。
この分野については、私もこれまで関わることがなかったので、
あまり知識がありません。
そのため、お断りすることになるかな、と考えていました。
フリーライターの責任として。
でも、妻に相談すると思わぬひとことが。
「まあ、一般の人が読む冊子やし、難しいことばかり書いてもなあ」と。
確かにその通り。私が書けないような専門記事であれば、
きっと一般の方も読めないなと思ったんですね。
そしてもう一つ。まだ相談はしていませんが、
この分野に詳しそうな方と、最近知り合えたんですね。
詳細は書けませんが、専門分野の広報誌です。
この分野については、私もこれまで関わることがなかったので、
あまり知識がありません。
そのため、お断りすることになるかな、と考えていました。
フリーライターの責任として。
でも、妻に相談すると思わぬひとことが。
「まあ、一般の人が読む冊子やし、難しいことばかり書いてもなあ」と。
確かにその通り。私が書けないような専門記事であれば、
きっと一般の方も読めないなと思ったんですね。
そしてもう一つ。まだ相談はしていませんが、
この分野に詳しそうな方と、最近知り合えたんですね。
もちろん承諾をいただいてからですが、
取材や原稿執筆時に、この方が相談に乗ってくれるならば
私にもいい原稿が書けるんじゃないかと思いました。
取材や原稿執筆時に、この方が相談に乗ってくれるならば
私にもいい原稿が書けるんじゃないかと思いました。
責任感という視点で、
これまでは仕事を断って(=お金にならない)いたのが、
仕事を引き受けられる(=お金になる!)ようになる。
偶然ながら、仲間がこれを実現させるということに、私は興奮を覚えました。
ライター同士による取材先・ページ分担、共同執筆とはまた違った
新しい形での協力体制が実現できそうです。
これまでは仕事を断って(=お金にならない)いたのが、
仕事を引き受けられる(=お金になる!)ようになる。
偶然ながら、仲間がこれを実現させるということに、私は興奮を覚えました。
ライター同士による取材先・ページ分担、共同執筆とはまた違った
新しい形での協力体制が実現できそうです。
さあ、実現するのか。
そんなことを考えてワクワクしながら、今返答を待っているところです。
―残り7年と65日―