『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『読書スピード』を計測して気づいた事。

f:id:odachin2030:20130730124903j:plain


今回は画像から。

勘の良い方はお気づきかも知れませんが、
タイトルの通り、読書するスピードです。
みなさん、自分の「読書スピード」って把握してますか?

◆把握してそうで、多くの人が知らない「読書スピード」

だいぶレポが遅くなってしまいましたが、
先月私は、楽読の体験セミナーに参加しました。
いわゆる速読術の一つですが、
名前の通り「楽しむ」ことも重視していて、
大変な訓練を重ねて高いレベルの技能を身につける、的な雰囲気でもなく
初心者でも失敗が少なそうなセミナーだな、というのが率直な感想です。

ただ、それなりの費用がかかりますから、
自分にとってそこまで必要かどうかが、判断基準となりそうです。
(ステマと思われそうなので注記すると、私は本講座を受講してませんから...)

さて、この体験セミナーでハッと気づかされたのが、
自分の読書するスピードを計測するという事。
なぜか不思議に思うほど、こうした事って把握していないものなんですね。
さすが速読術ですから、
体験する前には、現時点のスピードを計測する必要があります。
なので、セミナーの順序に沿って、私も計測用の文章を読みカウントしました。

私の場合は
・初めて目にした文章を読むスピード=1,120字/分
・自分の愛読書を読むスピード=3,000字/分
という結果でした。
そして、体験セミナー受講後の計測値が、9,600字/分となりました。
一般的には速い方らしいですが、
個人的には、もう少し速くなりたいなあと思う次第です。

話を本題に戻しますが、読書するスピードを把握することは、
自分が読みたい本・読んでおくべき本を、
何日で読み終えるか
・(期日が決まっていれば)1日のうち、どれくらいの読書時間を作るか
など、タスクとして管理をするにも便利です。
読書は、人生のうちの限られた時間を割り当てて、自分の教養を深めていく
大切な作業です。だからこそ、自分のスピードを把握しておきたいですね。

◆本に書かれた内容は「1度で覚えようとしない」選択肢

この読書スピードの計測で、私が気づいたことが一つあります。

それは、心のどこかで「今読んでいる本は、必ず1回の読書で覚えよう
と思っていた事。

だからでしょうか、
なんとなく「書かれている文章を、じっくり脳裏で音読する」イメージがあり、
周囲の音楽や会話が耳に入ると、読書する集中力が格段に下がっていました。
これは以前から感じていた事ですが、
今回の計測、またセミナーで改めて感じました。

このセミナーを開催してくださった前田先生の話を聞いて、
私は「内容が記憶に残らなくとも、さっさと本を2回読んで味わう」スタイルに
今後は変えていこうと思いました。
結局、慎重かつじっくりと1回で読もうと考えても、
案外記憶には残っていないし、
時間をかけ最後に挫折してしまうというリスクもある。
それならば、挫折する間もなくサッサと読んで、
気になったところを再読したり、次の新しい本を読んだりした方が価値的ですよね。

そんな考えで、ちょうど今「レイヤー化する世界」を読み返しています。


ブログで書きたい内容ながら、間違えがあってはいけないので。
そしてこの楽読も、自身の事業経費を勘案して
どこかのタイミングで本格的に学びたいな~と思うところです。
 
―残り7年と67日―