『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

この半年、何を書けば儲かるか。

ここは日本ですから、唐突にお金の話を出すのもどうかと思いましたが、
率直に書きます。

私には5歳になる息子がいますが、来春には小学校入学を控えており、
正直言って、この半年間にお金が必要です。

折しも私は、ライフワークの一つでもあった長期プロジェクトがようやく完結し、
ここから年明けまでの期間は、現在抱える案件をこなしつつ、
いかにして新規案件を獲得し、収入をアップさせるかがカギになります。

ライターですから、物を書く仕事であることに変わりはありませんが、
何を書くかで、収入がずいぶん変わってきます。
 
この半年、何を書くか。結論は次の通りです。

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(画像:足成)

◆結論1:まずは大きな案件の獲得に動く。

ライターや評論家、コメンテーター、コラムニストなど、

物を書いて生活をする人は、大抵細かく書いてナンボな商売をしています。
でも、半年間だけを考えるなら、
大きな案件を獲得するか否かで、収入はかなり変動します。

書く仕事における大きな案件とは、
  1. 書籍の執筆代行
  2. 書籍原稿の編集(整文、追加取材含む)
  3. 社史・記念誌の編集
  4. ムック制作を丸ごと受注
  5. ウェブライティングをサイト丸ごと受注
などが挙げられますが、このうち私が出来そうなのは1~3です。

これらを得るためには、営業的なアクションが必要。
成功法などありませんが、五感を研ぎ澄ませて
上手にやっていくしかありませんね。
 

 

◆結論2:『作業の谷間』に埋める仕事を確保する

基本的に仕事が入りはじめると、気がつけば何ヶ月も休日返上で作業をしています。
それでも日々検証しつつ効率化し、
細かな案件を少しずつでも埋めていくことが重要だと考えます。
常に限界突破の戦いとなりますが、
体調とも相談しつつ、明瞭に先を見越して受注していくしかありません。
 
こうした細かな仕事のうち、私がやろうと考えているのは
  • 雑誌・ムックのリライト
  • SNSのページ管理
  • アプリ等レビュー記事
など。
雑誌・ムックのリライトは、編集さんもご苦労されるところですから、
私もできる限りお手伝いさせていただき、作業ができればと思うところです。
 
最新の統計が出ていないため、明言できませんが、
いくつかの統計や動向を見ると、雑誌の発刊点数は微増状態ですし、
書籍の発刊点数は増えています。
対して書き手自体は、専業・兼業とも減っている感覚は変わっていません。

きちんと仕事を積み上げていくこと、
自己の能力アップに努めること、
そして先を見越して動いていくことが、
しっかり結果に表われてきそうですね。
 
あくまで長期戦になることは肝に銘じながらも、
お金の心配を妻子にさせないよう、全力を注ぎたいと思います。
 
―残り7年と72日―