『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

プレゼンは『配布用資料』から作ると必ず失敗する!

セミナーや講演会などで、
何度か登壇させていただいた経験がありますが、
先日は自分が主催者として初めての、説明会を行いました。
主催者ゆえ、呼ばれる立場よりも「失敗が許されない」ものですが、
自己評価としては、結構な惨敗ぶりに。
その原因として、表題の『配付用資料』の影響が浮かび上がってきました。

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◆失敗を検証してみた


普段、私がプレゼンや講演をする際、
話を聞いてくださるのは「私の事を知らない」方々がほとんど。
プレゼンはそれを勘案して流れを作っていきますが、
その流れは、『プレゼン用のスライド』を作りながら
組み立てていく事が多いんです。

今回は、普段と少し違っていた点がいくつかあります。
それは
  • 参加者の大半が、私、そして話す内容を「なんとなく知っている」方々。
  • 説明会には参加しない方にも、資料を渡す必要があった。
  • 登壇も1人で、持ち時間も90分あった。
ということです。

こうした背景から、今回は『配布用資料』の作成を、
いつも以上に力点を置き、時間をかけました。
そのため、プレゼン用のスライドを別途作る時間が取れませんでした。

また、「知っている部分は簡単な説明にとどめよう」とか
「(この事業が)他とどう違うかを説明し、理解を得た方がいい」とか
深く考えすぎたことも、マイナスに作用しました。

結果、自分では
  1. 一番熱く語るべき「事業の目的」や「事業にかける想い」の部分が、プレゼンの途中にはさまってしまう形となってしまった。
  2. 自分に関する説明、つまり「自己紹介」がとても曖昧で、「ライターが起こす事業」という差別化ポイントを実感してもらいづらい説明になった。
  3. 詳細を今後決定するという箇所が多いにも関わらず、(持ち時間が長いため)偏った一部分だけ、細かく説明してしまった。
など、いろいろ反省が生まれました。
 
セミナーにお越しいただくく方々は、
遠方から交通費を負担して、
さらに自分の時間も削って、
わざわざご参加くださっています。

それならば、
セミナー会場で語る姿聞く話の内容にこそ
醍醐味を感じていただけるよう取り組まなければならないのではないか。
そう強く思いました。
 
今回の失敗を反省しつつ、
次回は大きく成長した姿で臨めるように。
若干うずく心の傷を忘れぬよう、精進していきたいと思います。
 
―残り7年と124日―