『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『仕事が途切れた』原因はコレだった

突然ですが、クイズです。
「フリーライターが、ずっと抱えている不安って何?」

 いきなり答えを書きますが、
それは『仕事が途切れること』です。タイトル見ればわかりますよね。
どんなに腕が良くても、人脈が多くても、そして景気が良くても
些細なアクシデントや不運に見舞われれば、すぐ仕事が途切れます。


さて、私は先日のブログ記事にて、手術回避のご報告をしました。
それまではかなりの確率で「しばらく仕事ができないかも」と思っていたので
先月あたりから、仕事量をグーッと落としてきました。
しかし、落とし過ぎて若干不安になりました。
子ども達にご飯を食べさせなければならないですからね。
それで、4月はちょっとずつ新たな仕事を確保。
とりあえず夏までは、
『仕事が途切れる』ことなく、順調に進みそうです。

そんな私も、
仕事が途切れてゼロ状態になった時期がありました。
2011年の6月だったと思います。
当時ようやく立ち上がれるようになったばかりの愛娘が病気になり、
1週間ほど入院することに。
この病院は
・24時間付きっきりで看病
・1日2時間だけ面会可能で、看病を病院に委託
のどちらかを選ばねばならず、
私たち夫婦は上の方を選択しました。
で、夜は会社員の妻が看病し、昼は私が看病したんです。

やがて娘が元気になり、自宅療養も終え保育所へ。
しかし、私は家から出られません。そう、仕事がなかったんですね。
後先考えず看病していましたから、
気がついた時には手遅れでした。
あれから2年が過ぎようとしていますが、
今になってわかる『仕事が途切れた原因』を書いておきます。

◆腹を決めて動くと、道は開ける

列挙すると次の通りです。

  1. 長期間、または定期的な案件が数社しかなかった
  2. 営業不足で、取引先自体が少なかった
  3. 編集さんに「仕事ないですか~」って聞ける関係&自分の根性がなかった
  4. ちょっとだけ「再就職しようかな」という心があった
  5. 仕事の長期的な計画、収支見通しを立てていなかった

その後、信頼する先輩に相談して、なんと再就職活動を開始しました。
これは見事に撃沈しましたが、
それはそれで良い経験だったとは思っています。

涙を飲んで、フリーランスで生きると腹を決めて、
それ以降は『仕事が途切れる』ことがなくなりました

決めて、動く。どんなことでも同じでしょうが、これが基本です。

こうした自分自身の努力はあれど、
結局は周囲の方に助けられて、今があるのも事実。
お取引いただきます皆様、本当にありがとうございます。

-残り7年と174日-