PW12:焦らず、背伸びせず。ライターはまず『地方』から。
目標や志は高く持て!とは言いますが、
実際に起こすアクションは焦ったり、背伸びをしたりせず
着実に取り組んで、力をつけていくことが大切ですよね。
それは政治/選挙ライティングでも同じです。
ネット選挙が解禁になるからといっても、
今夏出馬するような方や関係者サイドにおいては、すでに体制も整えています。
だから、
焦って飛び込み営業的に動いても、
「自分はこんなにできる」と大きく見せたとしても、
一フリーランスのライターを使ってくれるほど、世間は甘くないです。
そんな目前の選挙ではなく、
もっと先にある選挙、また選挙以外で必要とされる政治分野の案件を視野に入れて、
ライターは動いていくべきだと思うのです。
■まずは地方で感覚を掴むこと。
さて、タイトルの『地方』とは、地方議員さんの事です。
衆・参議院を除いた、都道府県および市町村議会の議員さんを指します。
国を動かす議員に代わって文章を綴るライターとなれば、
よほど経験が豊富か、事情に精通しているか、
元記者や元官僚などキャリアがあるか、コネがあるかなど
門戸はかなり狭いものがあります。
それでも声がかかるなら話は別ですが、
政治分野に精通している自信があったとしても、ライターは
まず地方で腕を磨き、その人脈を生かして
他の案件へと拡げていくことがベターだと考えます。
そして、この地方で実績とともに、
実際にやってみなければ分からない『感覚』を掴んでおくようにしたい。
訴えるポイントや住民の注目度、動くお金など、
ありとあらゆる点で国と地方は異なるものなんですね。
こうした事、そして地域性なども踏まえて
ライティングできるようになれば、かなり原稿の深みが増すはずです。
ちなみに、ライターの報酬はそう大差ありませんからご心配なく。
■『印刷物orウェブページの作り手』にネットワークを広げる
前回にも触れましたが、地方議員さんであれば
- DTP作業を受託している個人のオペレーター
- その地域で有力な印刷会社
- 関係者とつながりがあるweb制作会社
など、紙orウェブの作り手に直接発注しているケースが大半ですから、
こうした方々と自分が接点を持つことが先決。
人脈というものは複雑に絡み合って形成されていますから、
とにかく、こうした方々と数多く会っていくことが可能性を高めます。
また、支持したい候補者や政党があるならば、
忙しくなる前なら、直接コンタクトを取ることもアリです。
そんないい加減な…って言われるかも知れませんが、
政治って、私たちのリアルな日常生活とそんなに離れていません。
そんな遠い存在にしてはならないとも思います。
だから、じっくりいろいろな方と会っていけば
そのうち取っ掛かりが出てきますから。
そしてきっかけはためらうことなく、確実にGETしておきましょう。
■まとめ
国会議員さんに関連する仕事の門戸は狭い。
まずは地方議員さんの仕事で感覚を掴み、実績を積み重ねていくことが大切。
-残り7年と204日-