『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

PW11:政治/選挙のお仕事はどこで出会う?

ライターがお仕事と出会うのは、

  1. 編集プロダクション
  2. 出版社の編集部
  3. フリーの編集さん
  4. 同業(ライター)やカメラマンさん

などからのコンタクトが多いでしょう。
雑誌やムック、webライティングなどは
こうした形で話が来て、その先にいるクライアントとの接点ができますよね。

では、政治や選挙のお仕事って、どこで出会うのでしょう?

 


ちょうど先日、そんな質問をされたので
書いておきたいと思います。

 

■仕事が集まる『特定の場』はない?

まず私の経験上ですが、冒頭に挙げた1~4で出会った事はありません。
出版社でも編集部ではなく、書籍の編集担当者さん経由で
別件の仕事について相談があったくらいでしょうか。
また雑誌であれば編プロwebであればサイト運営会社といったように
「特定の業種・会社だけにつながりを持てば仕事ができる」訳ではない
と思っています。
(私の場合はすべて違う人からの紹介でした)

発注する政治家さん、事務所関係者、
またそこに出入りしそうな業者さんという視点で考えてみると

  • DTPさんがいる地元密着型の印刷会社
  • 個人DTPをやってる方、デザイナーさん
  • webサイトの運営会社
  • 地方紙などの広告を扱う代理店
  • 選挙コンサルタントさん

などでしょうか。
実際、私はこのうちいくつかの会社や人脈で、出会いがありました。

 

■ほとんどのライターがやらない『営業』

先ほど挙げた業種の会社と直接パイプがあるライターって
きっと少ないと思います。
ですが、待っていても仕事は来ないので、
「いずれ、こんな仕事もしてみたいな」と思うなら
自分から営業しておきましょう。
そのためには、まず自己分析を。
決して就職活動でやったような事ではなく、
自分の得意なジャンルや実績をきちんと把握し、
経歴書などにまとめておくことです。

私がフリーランスになって3年が経ちますが、
得意ジャンルや書きたい方向性、実績、報酬をきちんと説明でき、
自分で営業に動くライターさんって、そんなにいません。

それも個人の自由ですから、批判も比較もしませんが、
逆に考えれば「ちょっと興味がある」、「やってみたい!」という方も
チャンスがあると思います。

ただ、自分の実力や実績が不足しているにも関わらず、
単に営業だと言って担当者に会ってしまえば、
次回会ってもらえる可能性は極めて低い
その辺の社会感覚も持ち合わせてからでないと、
難しいのかも知れません。

じゃあ、どっちなんだよ!という方へ
これは次回書きますが、政治や選挙のライティングをやるには
やはり経験すべき順序というものがあります。
夏といっても目前ではありますが、
焦ることなくこの順序を考えて、力を蓄えておくことがベターです。


■まとめ
政治や選挙のお仕事と出会うには、
少し違った業種の会社・人脈とのつながりが必要。
そのためにやるべき事は、自己分析+営業。ただし焦らないこと。

 

-残り7年と208日-