『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

自分に付ける『タグ』を考える。

ブログやフェイスブックをやっている人ならお馴染みの『タグ』付け。
ツイッターのハッシュタグも同じ類ですよね。
専門用語としては「tagging」とも言われてまして、
「情報を整理するために付ける、短い言葉」をさします。

わかりやすいよう、例を挙げてみましょう。
「芸人△△さんの一発芸」の動画にタグを付けるとすれば、
芸人/お笑い/△△/一発芸
ですし、この△△さんが元会社員で脱サラをしたぽっちゃり体型の40歳なら
元会社員/脱サラ/転職/ぽっちゃり/肥満/40歳/四十路/不惑
なんてタグが考えられます。
先に書いた意味の通り、特定の物を表す短い言葉がタグですね。


私はここ最近、ブログで「専門性」について書いていますが、
これをわかりやすく言うと、
「自分を表すタグ」=専門性
といえます。
ライターさんなら、
まず自分に付けるタグを考えていくと、
自分が書きたいと思えるジャンル興味がある分野
さらには自分が今後書いていくべき原稿というのが見えてきます。

さて、せっかくなので私も自分のタグをコチコチ打ってみました。
ビジネス/企業/社史/地方史/インタビュー/オフィス/工場/業界/経済/金融/政治/介護/福祉/金属/環境/リサイクル/廃棄物/グルメ/情報誌/雑誌/ムック/ウェブ/アンドロイド/メルマガ/ブログ/子育て/イクメン/独立/個人事業主/ゴーストライター/ドキュメンタリー/書籍…
まだまだあります。
もちろん、これらは「自分は専門性がある」というものもありますし、
単に「得意な分野」というものもあります。
これをイチイチ区分して考えるのではなく
思うつくままに列挙するからこそ、数多く思い浮かべることができるのです。

もちろん、これだけで終わらせるのはもったいない。
こうして書いてみた自分のタグから、

  1. 依頼があれば書けるもの
  2. 興味や関心はあるが、書くには少し自信がないもの

を分けてみましょう。
そうして、2に出てきたものこそが、
自分が今後挑戦していくべき原稿のジャンルでしょう。
私の場合は、
地方史/経済/金融/ドキュメンタリー
などでしょう。

◆2がない人は…
コチコチ打っていて、2がないという人もいるでしょう。
そんな人に勧めたいのは、『人生をタグ付け』することです。

このヒントをくれたのは、シゴタノ!主催者の大橋さんですが、
自分がこれまで歩んできた人生を簡単な年表にして、
そこからタグを見つけてみましょう。
すると、かつて自分が体験した記憶も思い出せると思います。

このタグが即座に役立つとは限りませんが、
自分がかつて体験していることですから、きっと役に立つと思います。
この『人生をタグ付け』することについては、
自分も取り組みつつ、今後書いていきたいと思います。

―残り7年と267日―