『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

ライターのランチ事情。

ちょうどお昼時ということで、ランチのお話を。
先日、ある友人から
「いつも旨いもん喰ってるやろうな」と言われたので
その答えを書いておきます。

さて、ウェブ上では「雑誌やムックがずいぶん売れていない」と
定期的に話題が流れていますが、
それでも何とか(関西で)売れているのがグルメ本です。
ラーメンや肉、大盛り&食べ放題。この辺でしょうか。
それを取材する側のライターとしては、
常に舌を肥えさせるというか、
美味しさを判別できるようにしておかないといけない!
というのが理想でしょう。

でも、美味しいものばかり毎日食べると、
身体も財布もすぐに限界が訪れますから。
現実は次の通りです。

  • 取材で食べる機会が多い時期は、カロリーオーバーを防ぐため軽めに済ます
  • 原稿を書きはじめると時間に追われるので、コンビニ弁当ファストフードが多め。 
  • でも取材は数をこなしているので、グルメやスイーツには妙に詳しい(人が多い)。
  • オフの時やココ一番のシーンでは、親しい人を連れて自分が確信できる店へ。
  • よーく考えてみると、麺類を食べることが多い気がする・・・(早くて安くて旨いので)

まあ、想像いただければ分かるように、あまり良い食生活ではありませんよね。
テレビなんかでは彦麻呂さんや石塚さんが有名ですが、
日常の健康管理は相当大変だろうなあといつも思ってしまいます。

あと、この業界ならではだと思いますが、
ランチの時間は大抵14時前後です。
なぜ?っていうと、この時間が「一番ゆっくり食べられて、お腹も空く時間」だから。
編集さんやライターは、夜遅くまで作業をしているので
朝から仕事をする時間もゆっくりめです。だから遅めの方がちょうどいいのです。

◆『自分が確信する旨い店』は定期的に通う
年に何冊もグルメ雑誌をやらせていただくと、
それだけ多くの店へ足を運ぶわけですから、「うわ、これは旨い!」と
感動できる店にも出会えます。

これは私の持論ですが、料理の味は絶対評価できないと思っているので、
どこが旨い、旨くないなんて、自分が親しい友人くらいにしか話しません。
だからこそ、いい雑誌に載ってもらいたい。
なんて想いもあって、
自分が旨いと確信する店には、定期的に足を運ぶようにしています。
だいたい2カ月に1度程度でしょうか。本当はもう少し頻繁に行きたいんですけどね。


私は幸いにも、信頼度の高い某編集さんが
いつもグルメのお仕事を回してくださるので、 
この編集さんのおかげで良い店とたくさん出会えました。
なので仕事の合間を見て、コツコツと旨い店へ足を運ぶ訳です。

          *
ということで、ライターは「たまに旨いものを食べている」のは確かですが、
いわゆる評論家や専門家の方を除いて、
毎日のように食べ歩いているということはありません
でもまあ、食べるのが基本的に好きだから仕事をしているのですが...
簡単ながら、これが2013年におけるライターのランチ事情です。

-残り7年と281日-