『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

会社員のお正月『3大慣習』、ライターはどうする?

あけましておめでとうございます。
2013年も当ブログご愛読のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

さて、新年1発目のブログは
会社員が初出から数日間~1カ月かけて行う
『3大慣習』ライターがやるべきかどうか
私なりの意見を書いておきたいと思います。

まず、3大慣習を挙げておきましょう。

  1. 年賀状
  2. 新年の挨拶回り
  3. 賀詞交換会

職種によって多少の違いはありますが、
多くの会社員がまさに今、この3つをやっているタイミングでしょう。
私も業界紙記者時代は3つともバリバリやってましたね。
さて、これがライターならどうなるか。
順に記しておきたいと思います。

1.年賀状
これは年末に出しておくべきものですが、
一応新年に受け取るものなので挙げました。

このブログでは何回か取り上げましたが、
「年賀状は出すべき」というのが私の結論です。
もし自分が法人を立ち上げるくらい安定感があって
順風満帆に事業を進めているなら話は変わりますが、
なにせ個人事業主の職業ライターですから、
仕事の不安定感は拭えません。
一にも二にもコミュニケーション。人脈・人間関係が大切です。
だから、時候のあいさつを上手に活用して
人との関わりを大切にしていきたい。
だから年賀状も面倒がらずに、キチンとやり取りするのです。


2.新年の挨拶回り
私が営業を兼職していた時は、一年の感謝を伝えるとともに、
年末年始の挨拶を口実として
広告や購読を頂戴しようと細かに会社を回ったものです。
たとえ会おうとする社長さんや担当者がいなくとも、
名刺に「謹賀新年」のスタンプを押して
「よろしくお伝えください」と他の人に託して回っていました。

ライターはどうかというと、
基本的に回る相手となる編集さん、制作さんは
年末年始の休業期間にたまった仕事を処理しようと
かなり忙しいと思いますから
「挨拶回りまではしなくていい」というのが私の意見です。
まあ、近くにいるなら寄った方がいいかも知れませんが。

逆に仕事が手隙なら、この時期に
メールやSNSコンタクトをとるのもいい手だと思います。
「猫の手も借りたいくらい忙しい!」ってタイミングで
お仕事をいただけるかも知れませんから。

また通常通りにメールや電話でやり取りする際も、
一番最初のやり取りで
「今年もよろしくお願いします」と一言添えるのも好印象ですね。


3.賀詞交換会
個人事業とはいえ、職業ライターは経営者でもある訳ですから
何かしらの団体・グループに属していれば
賀詞交換会に呼ばれることも、そう珍しいことではありません。
こうした場は企業規模に関わらず、いろいろな方が集まるので、
臆することなく参加したいものです。

もちろん営業的な意味合いもあるため、
初対面の相手に話しかけてもOKですが、
こうした場でよく目にする「飛び込み営業マン」的な
不自然な名刺交換(強要するような感じのもの)は
慎みましょう。
上手なやり方としては、
同じ参加者のうち、自分が親しくしている方とセット
互いに「知り合いを紹介し合う」のがベター。
あとは同年代の方、1人でポツンと飲食している方に
迷惑にならない程度で話しかけるのも効果的です。

ライターって特殊な仕事に思えますが、
「物を書く」という行為はどんな職種でも必要なこと。
なので、いろいろな場に顔を出しておくのが重要。
相手がいざという時に
「あっ、ライターと知り合いになってたな」なんて
思い出してくれるものです。
無理のない程度で、社交性をもって行動してみましょう。

     *
忙しい時期と手が空く時期の差が激しいライター業ですが、
かといって「今は忙しいから、手が空いてからコミュニケーションをとろう」
なんて思っていると、あとで後悔します。
(私は今後悔しているところでして...)
なので、スキマ時間を見つけながら
新年というタイミングを上手に利用して、人とのつながりを広げたいですね。

-残り7年と282日-