『年賀状の費用対効果』を考える(2012年時点)
日本で最も有名な、時候の挨拶状『年賀状』。
まごころを伝えるツールながら、
どうしても考えてしまうのが『費用対効果』です。
けしからん!って思われた方、スイマセン…
さて、フリー転身後の私は、
年賀状も大切な営業ツールと位置づけて、
いろいろ思案しながら活用してきました。
送る相手といえば、
- 旧年中に小田家の生活の糧を与えてくださったクライアントさん。
- 「最近お仕事もらってないな~」っていう編集さん。
- お仕事に関わらず、長くおつきあいしたい友人や先輩、恩師。
といったところでしょうか。
もちろん、毎年送る相手も変わりますし、
数も増やそうと思えば、いくらでも増えます。
さあ、ここで本題というか、考えておきたいのが費用対効果です。
細かい話をすれば、ハガキ・印刷代だけでなく、
デザインを考え、送る相手のデータを入力し、
さらには自分で印刷したり、デザインをつくったり、
もう大変です。
さらには、12月といえば、年の変わり目なので
経費の計算もしたいところ。
そして、お仕事も相当混み合う時期です。
なので、費用対効果を考えるべきなんですね。
さて、私の場合は自分でルールをつくっています。それは
- デザインや印刷は外注。
- 宛名のみ自分で管理し、印刷も自分でする。
- ちょっとしたコメントを手書きする。
- 送り先を30~40枚に絞り込む
というもの。
コスト計算からいくと、
印刷代=5000円まで、かける時間=2時間(2時間給5000円くらい)まで
と考え、総額1万円以内に抑えるようにしました。
こうして2012年も、せっせと年賀状を送った訳です。
で、そろそろ1年が経ちました。
結果は・・・といっても正確ではありませんが、
- ここ1年ほど音沙汰がなかった編集さんから仕事が来た!
- 2011年に携わった書籍の続編で、同じ時期に発注が来た!
など、わずかながら効果がありました。
収支でいえば、この上記2件で
しめて2万5000円なり。差し引いても、十分黒字ですね。
また、これは希望的観測かも知れませんが、
やっぱり「まごごろの挨拶」を交わしたことで
スポットだった仕事が継続していたり、陰で仕事を回してくれたりと
間接的に作用したこともあったんじゃないでしょうか。
というわけで、今年も昨年と同様のルールで
私は年賀状を用意します。
まずは月内~12月上旬の仕事を片付けて、
年内納期の原稿に追われる、ほんの数日間で決着をつける。
そんなことを妄想しながら、今日も仕事をしています。
ー残り7年と319日ー