『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

仕事を追うためにつくる『空白の時間』

気分が乗らない。
予想以上に原稿が進まない。
今日に限って眠い

どんな人でも同じですが、仕事の効率って日ごとに違うもの。
不思議と、めいっぱいスケジュールが詰まった忙しい時期ほど
仕事の効率って悪くなりますよね。
そうやって諸々の作業が遅れていくと、
やがて『仕事に追われる』ようになり、
自分を取り巻く環境は、悪化の一途をたどるわけです。

これまで何度も、何度も、仕事に追われつづけてきた私。
いいかげん『追われる』ことに飽きました。
もうイヤだ!ぜったい精神的に良くない!

そこで最近やっているのが『空白の時間』をつくることです。
「忙しいのに、なぜ空白なんてつくるの?」と聞かれますが、
これは私にとって『仕事を追う』ために必要不可欠なんです。
どうせ、『24時間-睡眠時間=仕事』なんていくわけないし、
それなら、集中力が散漫になる時間を空白にしようと考えました。

もちろん日によりますが、私の場合は
12時ごろ事務所に入り、22時までには事務所を出ます。
睡眠をのぞいた、この前後の時間が『空白』。
しかし、これだけでは足りないので、
土曜か日曜のどちらかを休みとして『空白』にしています。

ペースが崩れたら。予定通りいかなくなったら。
この空白をフル活用して、追いかけてくる仕事に決着をつけます。
そう、イメージは時代劇。
自分を追ってくる仕事という黒幕を『空白』という決闘場で、
「日ごろの恨み~」とばかりに一刀両断するんですね。

そして、形勢逆転。思いっきり仕事を追い込んでやるんです。
自分だけの妄想かも知れませんが、
私はこんな感じでストレス解消もしています。

仕事に追われる人生なんて、もうバイバイ。
これを毎日言えるようになりたいのですが、
もう少し時間がかかりそう。
でも、『40歳の壁』を書け上がる時には、
どんな仕事がきても「フフッ」って笑みを浮かべられるような
シブい大人の男になっておきたい。そう思うばかりです。

―残り7年と339日―