『40歳の壁』を書け上がる!~30代フリー書籍編集者小田の戦術ノート~

ライターの多くがぶつかる『40歳の壁』。ライターから書籍編集者へとシフトしながら壁を駆け(書け)上がる30代の生き様を綴ります。

『文章がノッてない』なら、あのゲームで馬にノッた感じをイメージしよう。

「芝、併せ、一杯!」
このフレーズで、「あ~懐かしい」って思う方はご存じでしょうが
私が中学生くらいの頃、ダービースタリオンというゲームが流行りました。
自分が馬主になったつもりで競走馬を育て、
レースに出して賞金をGETし、引退後は種馬として子孫をのこしていく・・・
端的に言うと、そんなゲームです。
たしか「競走馬育成シミュレーションゲームって、
ゲーム名の前に冠していたと記憶しています。

さて、このゲームでは『競走馬の調教』も自分でできるのですが、
そのメニューの組み合わせが、冒頭の「芝、併せ、一杯」。
ちなみにこれが一番キツくて、
かつ調子が変わるスピードが最速な組み合わせです。

お馬さんの調子は
通常→好調→絶好調→まずまず→不調→絶不調
のサイクルなのですが、
調教を重ねることでこのサイクルが早く進みます。
これを上手に利用して、
絶好調時にレース出場させるのも、醍醐味の1つです。

実はこのサイクル、私だけかも知れませんが
文章を書く際の『ノリ』に通じるところがあります。
私の文章を見比べる程度ではわからないと思うのですが、
自分的には、仕上がった文章を見れば
ノッてる時」と「ノッてない時」の差は歴然。
自分でも驚くほど、シックリこないんです。
(告白しますが、昨日のブログ記事はノリきれてません!)

そんな時は、「芝、併せ、一杯」のごとく、
あたかも馬にノッた感じをイメージして、自分の身体をムチ打つわけです。
注)そんな趣味でもないので、本当にムチを打ったりしません。

  • ツライ気持ちを抑えて、思いっきり文章を書く。
  • 文章にならなければ、箇条書きにして羅列する。
  • それでもダメなら、単語を重ね、書きたいテイストを脇に書く。

気分転換したい。椅子からおしりを上げたい。
そんな気持ちを『グッ』とこらえて1時間ほど悪戦苦闘すれば、
絶不調状態から脱出できる。これは、経験に基づく「断言」です。

ただ、ゲームでもそうですが、
「芝、併せ、一杯」をやりつづけると骨折します。
人間も同じ。やり過ぎると、きっと倒れます

その加減がわかるようになるのも、経験。
加減を知る方法も今後書きますが、
まずは1時間の『グッ』をお試しあれ。



―残り7年と346日―